独学で医学部再受験

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独学で医学部再受験

医学部再受験を目指す際に、経済的理由をはじめとしたさまざまな理由で、独学することを選ぶ受験生は一定数存在します。

しかしながら、「医学部再受験を独学で臨むのは厳しいのではないか」という声も、ネットには多く存在しています。

その声は本当に正しいのでしょうか?

この記事では、医学部再受験を独学で行う際の合格可能性やメリット・デメリットなどについて、紹介していきます。

それではさっそく見ていきましょう!

医学部再受験独学では難しいのか

医学部再受験は独学では難しいのか

最初に、医学部再受験独学で行う場合の合格可能性について見ていきましょう。

医学部医学科に在籍している筆者の所感ですが、正直医学部再受験を独学で行った場合、医学部への合格はかなり厳しい道になると考えていいと思われます。

そもそも、医学部再受験に限らず、医学部医学科に合格した友人たちの中で独学で合格した人はほとんどおらず、ほぼすべての人が駿台・河合塾などの大手予備校や医学部専門予備校、地方出身者でも東進衛星予備校などの予備校と関係がある塾に通うなどしています。

まして、高校卒業から時間が経過してしまっている医学部再受験の場合、勉強の密度・記憶力で大きなハンディキャップが生じてしまっており、現役・一浪等の受験生より高難易度の受験となってしまいます。

そのため、自分で計画から勉強方法・情報入手まですべてを管理しなければならない独学という方法は、あまりおすすめできません

もちろん、医学部再受験独学で臨んでも100%合格できないというわけではありません。

これ以降のセクションでは、医学部再受験を独学で行うメリット・デメリットについて見ていきます。

独学するメリット

独学するメリット

さて、まずは見ていくのは医学部再受験独学で行うメリットについてです。

金銭面の利点

最初に考えられるのは、ひたすらにコストが安いということです。

例えば、予備校に通って勉強するとした場合、その学費として大手予備校(駿台・河合塾など)であれば年間100万円、医学部専門予備校であれば年間300万円以上かかります。

加えて、その予備校の教材を買うとすればその教材費、寮で生活するとなればその生活費、がかかります。

一方で、独学医学部再受験に臨むとすれば、それらのコストは必要ありません。

教材費こそ必要になりますが、自宅での独学であれば生活費や勉強場所の費用も必要ありません。

これは、医学部合格後にかかる費用が高額になりがちである点を考えると、懐には優しい結果となるでしょう。

勉強ペースを自分で決められる

次に考えられるのは、勉強のペースを自分で決められるということです。

医学部再受験生の中には、大学に既に通っていたり、社会人として働きながら勉強することになる受験生も多いと思われます。

そのような受験生にとっては、大学や社会人としての仕事と勉強を両立しなければならず、予備校にまとまって通う時間がなかったり、勉強する時間が日によって変わったり、ということが多くなります。

そのような医学部再受験生に関しては、独学を選択して自分のペースで行うのも一つの選択肢になります。

独学するデメリット

独学するデメリット

それでは、独学のデメリットについて見ていきます。

質の高い勉強をすることが難しい

最初のデメリットは、質の高い勉強を行う難しさにあります

皆さんも経験があるとは思いますが、参考書を読んで自分で勉強するよりも、誰かに講義形式で教えてもらった方が頭に入りやすい、ということが多いはずです。(これは、五感のうち聴覚も使うということや、自分で解釈するのではなくすでに整理されている論理を教えてもらえるということが理由になります。)

その点で、ほぼすべての勉強を自分で参考書・問題集を読みながら行わなければならない独学は、勉強効率を高く保つのが難しいです。

特に医学部再受験では、そもそも医学部医学科への大学入試が他の学部と比べて非常に難しいうえに、高校生と異なり高校で勉強したことを思い出しながら受験勉強をしなければならないため、求められる勉強の質が非常に高くなっています

それに対して、独学での勉強は上記の通り自分で解釈しながら勉強しなければならず、時間もかかるうえに、聴覚情報が予備校での授業等に比べて少ない他、いざという時に問題の解き方や勉強方法についての質問ができる相手もいません

その為、他の受験生よりも孤独な戦いを強いられ、勉強の質が低下してしまうのです。

勉強量の問題;モチベーションとの戦い

医学部再受験独学で行うデメリットとして次に考えられるのが、勉強量が足りなくなる可能性が高いということです。

まず、この記事を読んでいる皆さんもお分かりのこととは思いますが、医学部医学科に入る為には予備校であれ、独学であれ、非常に多くの時間を必要とします。

高校での勉強時間が確保できない医学部再受験の場合はなおさら多くの時間が必要となるでしょう。

独学のメリットで自分のペースで勉強できることを紹介しましたが、それは裏を返せば「自分を律する力がなければ、どこまでも勉強時間を少なくできてしまう」ということです。

特に社会人の医学部再受験生の方は、仕事をこなしながらという形になってしまうため、日々の疲れから勉強時間が少なくなる傾向にあります。

勉強量を保つ手段としては、「勉強のモチベーションを保つ」こと、もしくは「勉強せざるをえない環境に身を置くこと」があります。

このうち、前者の「モチベーションを保つ」ということに関しては、強い気持ちが必要になります。

医師になりたい、いい大学に入りたい、そのような気持ちが強ければ、1年以上に渡る勉強を完遂して医学部再受験を成功させることができるでしょう。

しかしながら、独学で、一人で勉強するという中でそのようなモチベーションの維持は大変難しいと思われます。

次いで後者の「勉強せざるをえない環境に身を置く」ことですが、どうしても独学では自宅もしくは図書館で医学部再受験の勉強を行うことが多くなります。

図書館では周りは基本的に勉強しに来た人が多い為、勉強せざるを得ない環境ということができますが、その勉強の目的が大学受験だけには限らないため(試験勉強や大学のレポートなど)、予備校での勉強と違い「周りも勉強しているから自分も受験勉強を頑張らないといけない」との焦りは感じにくくなります(勿論、その方が気楽だ、という方もいると思います)。

一方自宅での勉強は、周りにいる人も基本的に家族や同居人だけとなる為、勉強のモチベーションが保ちにくく、言ってしまえば「サボる」ことができてしまいます。

それらの点で、勉強量の確保ができるかという点についても、不安があります

情報入手についての問題

医学部再受験独学でこなす場合、受験の情報を入手することが不安点に挙げられます(特に筆者は最もここが問題だと考えています)。

医学部再受験(を含めた医学部受験)において、一番重要なのはその大学の入試日程や入試方法などの情報を入手することです。

入試についての詳細・要項は、その年度の春から夏にかけて公開されることが多いです。しかしながら、その前の年、早ければ3年ほど前から入試内容の変更についての情報が公開される例があります。例えば、推薦入試の新設・入試配点の変更・入試の合格人数変更・試験の内容変更などです。

独学の場合、これらの情報を自分でアンテナを立てて仕入れる必要があります。しかしながら、どうしても受験勉強のさなかこの情報入手まで一括で行うことは難しく、重要な情報を取り逃してしまう事があります

一方で、予備校に入っていれば、それらの情報をチューターらから入手することができ、情報戦で不利を取ることがありません。さらに、予備校には過去の受験生が残した受験に関する記録・データも残っていますので、独学よりも多くの役に立つ情報を得ることができるでしょう。

医学部再受験ではありませんが、筆者の例を挙げますと、高校2年ごろまではほぼ独学に近い状態だったため情報入手が行えておらず、2年生の秋にとある予備校に体験授業に行った際、初めて志望可能性のある大学にAO入試が存在することが分かりました。

筆者は結果的にその入手した情報をもとに志望校をその大学に設定し、AO入試で合格しました。

つまり、予備校という「情報強者」に触れて情報を知らなければ、今通っている大学への合格すら無かったかもしれません。

この経験から分かるように、情報を入手することは、医学部再受験において非常に重要なウェイトを占めます

「情報弱者」、つまり情報を入手できない人にならないという点では、独学をすることはあまりお勧めできません。

仲間を作る重要性

最後は、メンタル面の話になります。

独学医学部再受験をすることになると、人とのつながりが希薄になってしまいます。どうしても一人で勉強する時間が多くなってしまうからです。

しかし、受験で大切なのは「共に頑張る仲間を作る」ということです。

試験の際に励まし合ったり、勉強に疲れたら世間話をしたりと、リフレッシュの機会を与えてくれるだけでなく、医学部再受験の情報を与えてくれたり、試験の際のモチベーションになってくれたりと、受験仲間を作ると大きなメリットがあります。

特に浪人を経験し医学部に合格した学生たちは、浪人期は大学合格を目指して予備校で一緒に勉強した仲間に支えられたと、皆口をそろえて言います。

もちろん、勉強や情報入手の重要性に比べれば些細な要素になってしまうかもしれませんが、このように受験生の仲間がいることは、必ず受験勉強の支えになってくれることでしょう。

だからこそ、ただでさえ大変な医学部再受験を乗り越えるためには、仲間を作れる環境に身を置くこと、予備校などへ通うことが、独学よりもお勧めできるのです。

合格のポイントは入試情報をいち早く入手すること!

合格のポイントは入試情報をいち早く入手すること!

以上のように、独学には一定のメリットが存在しますが、デメリットも多く、特に医学部再受験では予備校に通う場合に比べて、正直おすすめできません。

しかし、それでも独学を選ぶ場合は、何に気を付ければよいのでしょうか?

まずは、大学の入試情報を必ず注視することです。受験する大学を検討する段階に入ったら、まず前後数年の入試情報を確認してください。そこで試験の概要を把握し、試験勉強に役立てましょう。

そして、試験勉強の間でも大学の入試情報の確認を怠らず、「自分が情報を一番に入手する」という心意気で情報入手を行ってください。

次に、モチベーションを保ちましょう。勉強時間と質の確保のためには、集中力を高めていく事が重要です。

自分がなぜ難しい医学部再受験に挑むのか。

そして、医学部再受験に成功した暁には何をしたいのか。それらもモチベーションとして、勉強する気持ちを高めましょう。

最後に、勉強時間の確保です。

高校では現役生たちが、予備校では浪人生たちが、日々切磋琢磨しながら勉強を進めています。

彼らにせめて勉強時間では負けないように、独学だとしてもなるべく1日8時間以上、仕事があっても5時間以上は勉強時間を確保しましょう。

ある科目に飽きたら他の科目を勉強する、共通テストの勉強に飽きたら一般入試の勉強をする、といった「飽きない工夫」も重要です。

まとめ:医学部再受験なら予備校がおすすめ

以上、この記事では「医学部再受験独学でこなす」ということに焦点を当てて紹介・検証してきました。

もちろん、必ず無理というわけではありませんが、医学部再受験を独学でこなす場合は厳しい道を歩むことになります。

その為、学費こそかかりますが、独学のデメリットを解消できる予備校に通うのが、医学部再受験にとっては王道の道筋になります

予備校にも大手予備校・医学部専門予備校などがありますが、それぞれにメリット・デメリットがありますので、よく吟味して選ぶのがポイントです。

特に、「医学部医学科に選択肢を絞って勉強したい」という受験生や、医学部再受験を行いたいという方は、医学部専門予備校での勉強を選択するのがおすすめです。

大手予備校との比較として、医学部受験に特化した勉強を行えるほか、医学部再受験に関する情報に関しても問題なく入手でき、「情報強者」の状態で大学受験に臨むことができます。

大手予備校に比べて一人一人へのサポートも手厚く、合格に向けて安心して試験勉強ができるのもメリットです。

目的に応じて、各予備校を比較し、貴方に合う予備校を選びましょう。

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