東京医科大学医学部医学科
東京医科大学医学部医学科は、1946年に設置された新設大学の1つですが、キャンパスが新宿区にあることから受験生にも人気があります。
2017年に、日本医学教育評価機構(JACME)による評価基準適合の認定を第一号で受けています。
国際的な医学教育の質が保証されたことにより、2023年以降もアメリカでの臨床研修が行うことが可能となっています。
東京医科大学医学部の特徴としては早期臨床体験実習を取り入れ、入学当初より外来体験やシミュレーション実習を行い、臨床現場で役立つ実習や体験を数多く実施しています。
また、講義ではアクティブラーニングを積極的に採用し、教員による一方通行の授業ではなく、チームやグループ討論の機会がたくさん設けられており、問題解決能力やコミュニケーション能力を磨いていけます。
さらに、チーム医療の重要性を考慮し多職種連携教育を実施され、看護学科や他大学と交流を行いながらシミュレーション演習を通じてお互いの専門性を生かした対応や処置など最善の方法を議論します。
裏口入学発覚により女性差別・年齢差別も明るみに
2018年8月に東京医科大学医学部医学科は、官僚の息子が裏口入学していた件がメディアに大きく取り上げられて話題になりました。
裏口入学は、この件以外にも慣例化していたともいわれており、医学部裏口入学は噂ではなく実際に存在していたことになりました。
東京医科大学は、裏口入学だけではなく女性差別を行っていたことも調査により分かっており、女子受験生をはじめとして多くの批判を浴びました。
しかし、女子差別だけでなく年齢差別も実施していたことが分かっており、医学部再受験生には衝撃的だったと思います。
もともと、当サイトでは医学再受験に寛容かどうかで東京医科大学は厳しい大学に位置づけしていましたが、これが実際に裏付けされたことになります。
女子差別および年齢差別の方法としては、二次試験の小論文の点数において、まず全受験生の点数を一律0.8倍に減点します。
その後、1浪男子および2浪男子は20点の加点、3浪男子に10点の加点するいっぽう、女子受験生および4浪以上の男子には加点を行わないという方法でした。
女子差別として大きく取り上げられましたが、4浪男子も加点0点という年齢差別が行われており、医学部再受験生にとっては不利になる入試内容だったと言えます。
ただし、東京医科大学はこの件を踏まえて、得点調整は今後実施しないと明言しており2019年度の入試からは年齢差別や女子差別のないクリーンな入試が実施されることが大いに期待できます。
したがって、これから医学部を目指す再受験生にとっては志望校として候補の1つになる可能性があります。
基本情報
キャンパス | ■新宿キャンパス |
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住所 | 〒160-8402 東京都新宿区新宿6-1-1 |
男女比率 | 男65.2 : 女34.8 |
医学科公式HP | https://www.tokyo-med.ac.jp/med/ |
入試情報 ~平成29年度一般入試 出願状況~
募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 補欠合格者数 | 繰上合格者数 |
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75 | 2935 | 2614 | 171 | 非公表 | 非公表 |
一次試験科目(理科2科目) | |
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数学 | 100点 | 英語 | 100点 | 物理 | 100点 |
化学 | 100点 |
生物 | 100点 |
合計 | 400点 |
二次試験科目 | |
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小論文 | 段階評価 |
面接 | 非公表 |
適性検査 | 非公表 |
合計 | 非公表 |
最高点 | 最低点 | 平均点 |
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非公表 | 非公表 | 非公表 |