名古屋大学医学部

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名古屋大学医学部医学科は海外の名門大学と提携するなど国際性色豊かな国内トップレベルの大学です。

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名古屋大学医学部

医学部は理系の中でも倍率が高く、人気の学部としておなじみです。

それは都心部の大学に限らず、地方の大学でも共通テストのボーダーは80%近いなど、とにかく高い学力が求められています。

今回はそんな医学部の中でも、名古屋大学に焦点を当てて紹介していこうと思います。

名古屋大学は旧帝国大学と呼ばれる大学群の中の一つであり、歴史、実績ともに国立医学部の中ではトップクラスです。

名古屋大学の特徴や医学部再受験生への寛容度、勉強方法について紹介していきたいと思います。

名古屋大学医学部の特徴・カリキュラム

名古屋大学医学部の特徴・カリキュラム

名古屋大学医学部の特徴

まずは医学部再受験生向けに名古屋大学医学部の特徴について紹介していこうと思います。

名古屋大学は東海地方に存在する旧帝国大学で、歴史、カリキュラム、アクセスとどれをとってもトップクラスに優れています。

医学部だけでなく全学部の偏差値がかなり高いです。

カリキュラムの特徴としては研究に重きを置いていることが挙げられます。

医学生は卒業後、大まかに分けて臨床医か研修医の道に進むことになります。

もちろん途中で臨床医から研究医に変わったり、臨床をやりながら研究をするという先生もいます。

名古屋大学では学生のうちから研究室に参加することが可能となっており、研究方面に興味がある方にとっては非常に魅力的なカリキュラムとなっています。

また、海外留学の制度が整っているのも名古屋大学医学部の魅力です。

最終学年時に最大3か月間、アメリカのジョンズホプキンス大学や北京大学など、提携している世界の一流校に留学することができます。

海外留学を視野に入れている医学部再受験生にはかなりおすすめの大学であると思います。

6年間のカリキュラム

次に名古屋大学医学部の6年間のカリキュラムを学年ごとに詳しく見ていきたいと思います。

1年次

1年次では大学本部がある東山キャンパスで文系、理系の教養科目を学習します。

数学や外国語など、直接医学とは関係内容に思えるような科目であっても勉強することで豊かな教養と人間性を育成するのに役立っています。

大学を一度卒業した医学部再受験生はこの学年で他の学生に教えてあげたりすると馴染みやすいのではないかと思います。

1年次では他の学年に比べて時間的なゆとりがあるので、部活や趣味に打ち込む学生も多いようです。

2年次

2年次では1年次に引き続き教養科目を学習する傍ら、基礎医学の授業が行われます。

基礎医学の研究室が多くある名古屋大学では特に質の高い授業が受けられます

3年次

3年次でも基礎医学の授業が行われます。

基礎医学の勉強が一通り終わった後期では基礎医学セミナーという科目が開校されます。

この授業は実際の研究室に身を置いて生の研究生活を体験します。

セミナーの終了時にはポスター発表が義務付けられています。

理系大学を卒業しているような医学部再受験生にとっては得意な分野ではないかと思います。

4年次

4年次ではまず臨床医学を学びます。

授業は講義と少人数のグループディスカッションから構成されており、知識を丸暗記するのではなくしっかりと理解して他人に説明できるように工夫されています。

4年生の後半からはいよいよ臨床実習が始まります。

名古屋大学附属病院にて全科を回ります。

医学部再受験生は班員となじんでいるとスムーズに実習が進みます。

5年次

5年次でも引き続き臨床実習を行います。

1月からは選択臨床実習が行われ、自分の興味のある科を回ることができます。

6年次

6年次では前半に臨床実習が行われ、後半は卒業試験が行われます。

基本情報

キャンパス 1年~2年:東山キャンパス
2年~6年:鶴舞キャンパス
住所 〒466-8550 名古屋市昭和区鶴舞町65番地
医学科公式HP https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_J/

医学部再受験生への寛容度

医学部再受験生への寛容度

名古屋大学の医学部再受験情報

それではここから名古屋大学の医学部再受験生に対する寛容度について紹介していこうと思います。

まずは名古屋大学の医学部再受験生に関する表を紹介したいと思います。

18歳 19歳 20歳 21歳 22歳

25歳
26

30歳
31歳~ 合計
男性 55 18 6 2 1 1 1 84
女性 19 8 0 0 1 0 0 28

こちらが2022年度の名古屋大学医学部の入学者と年齢の一覧表になります。

現役生が多いですが、浪人生も一定数入学しています。

ここでは便宜的に22歳以上の入学者を全員医学部再受験生とします。

こちらの表では医学部再受験生の入学者は112人中4人となっています。

一見少ないように見えますが、これは名古屋大学の偏差値が非常に高いため、そもそも受験している医学部再受験生の数が少ないためではないかと考えられます。

実際、文部科学省が公開したデータによると、平成29年度には38人の医学部再受験生が受験し、3人が入学しています。

合格率10%というのは国立医学部の中では比較的寛容といえるでしょう

医学部再受験生に対する面接内容

医学部再受験生に対してどのような面接が行われるのか?というのは非常に大事になってきます。

というのも、医学部再受験生はどうしても年齢の面で高校生よりも不利となっています。

それを覆すためには面接でよい印象を残すことが大事です。

実際に名古屋大学医学部に合格された方のブログなどによると、面接は終始穏やかな雰囲気で進むようです。

質問内容も特に捻った内容ではなく、志望動機や名古屋大学についてどこまで知っているかといったようなものが多いようです。

医学部再受験生によく聞かれる質問である「なぜ再受験しようと思ったのか」、「年下の同期とうまくやっていけそうか」というのもよく聞かれるようですね。

ただし、名古屋大学の面接時間は5分程度とかなり短いため、てきぱきと受け答えをする必要があります。

特に医学部再受験生は現役生と比べて人生経験が豊富なので、より洗練された印象を与えられるといいですね。

名古屋大学のアドミッションポリシーには豊かな人間性、高い倫理性、科学的論理性を持った学生を求めているとあります。

限られた時間ですがこれらをうまくアピールできると有利になると思います。

医学部再受験に必要な勉強、対策方法

医学部再受験に必要な勉強、対策方法

それではここから、医学部再受験生向けに名古屋大学医学部の入試で必要な勉強、対策方法について科目ごとに紹介していきたいと思います。

国語

名古屋大学は医学部の二次試験では珍しく、国語が出題されます。

出題は現代文のみとなっているのですが、傍線部の説明問題や漢字の書き取り問題といったように共通テストの対策だけでは対応しづらい出題形式も見られます。

しかし、国語は他の科目に比べて配点が低いため、そこまで時間をかけなくてもよいと思います。

医学部再受験生は普段の模試で国語も受けたり、共通テスト終了後に過去問を解くなどの対策を行えば十分かと思います。

英語

名古屋大学の英語は大問4つからの構成となっており、長文3つと英作文が出題されます。

長文は下線部説明や穴埋め問題、和文英訳といったように問題集などでよく見る出題形式ばかりです。

普段使っている問題集などを解き、過去問を解くことで充分対応できるかと思います。

英作文ではグラフや図が示され、そのテーマに対して英作文をします。

2022年度は40~50語、2021年度は80~100語と年によって長さにばらつきがあります。

名古屋大学の英語は制限時間が105分となっており、ゆっくり解いていると時間が不足しがちです。

特に英作文は指定された語数が長いとかなり時間を食ってしまうかと思います。

医学部再受験生は過去問を繰り返し勉強し、なるべく時間をかけずに点数を取る練習をするといいでしょう。

数学

次に数学です。

名古屋大学の数学は大問4つからの構成となっています。

いずれの問題も難易度が高く、おそらく数学が得意な受験生と不得意な受験生で差がはっきりとつく試験だと思います。

どの大問も誘導が設置されているのですが、(1)以外の問題は難しく、数学の勉強量が足りていない場合(1)しか解けないということも起こりえます。名古屋大学を志望する場合、数学は特に対策をするようにしましょう。

分野としては微分、積分、確率、整数問題といったように上位大学でよく出題される分野からの問題が多いです。

医学部再受験生は入試までにある程度レベルの高い問題集を一通り解けるようにしておくといいでしょう。

理科

名古屋大学の理科では物理、化学、生物の中から2科目を選択します。

医学部再受験生は自分の最も得意な科目を選択して受験しましょう。

物理

物理は大問3つからの構成となっています。

力学、電磁気、熱または波動という構成になっており、難易度はそこまで高くありません。

各大問7~9個の小問から構成されているので、標準問題を手際よく処理できるかどうかが高得点を取れるかどうかの分かれ道になると思います。

理科は2科目の試験がまとめて150分で行われるため、医学部再受験生は時間配分を意識して過去問を解くようにするといいと思います。

化学

次は名古屋大学の化学です。

化学は近年出題形式が変わっており、2022年度は大問3つ、2021年度は4つ、2020年度は5つといったようになっています。

ただし、いずれの年も有機、無機、理論と幅広い分野からの出題がされています。

全体的に難易度はそこまで高くはないのですが、一部難しい問題も出題されています

理論化学では計算量が多いときもあるので、解答に詰まりそうだと感じたら飛ばすことも考えていいと思います。

医学部再受験生はまずは標準レベルの問題を解けるようになりましょう。

名古屋大学の化学は標準レベルの問題もあるため、それらの取りこぼしは絶対にしないようにしましょう。

生物

次は生物についてです。

教科書のほぼ全範囲から出題されており、問題の難易度もばらつきが大きいです。

遺伝や免疫といったように医学部でよく問われるような分野から植物ホルモンといったように総合大学でよく問われるような分野までまちまちです。

また、名古屋大学の生物の特徴として、リード文が割と長いということが挙げられます。

聞きなれない単語も文中にときどき出てくるため、焦ってしまうと時間を浪費してしまいます。

医学部再受験生は過去問や問題集で長い文の問題に慣れておくといいでしょう。

名古屋大学の入試情報・選抜概要(2023年向け)

名古屋大学の入試情報・選抜概要(2023年向け)

次は医学部再受験生向けに名古屋大学の受験情報について紹介していこうと思います。

医学部再受験生は前期か後期の受験になるかと思いますので、そちらについて紹介していきたいと思います。

まずは前期の配点について紹介していこうと思います。

英語 国語 数学 理科 地歴
公民
面接 合計
共通テスト 200 200 200 200 100 900
二次試験 500 150 500 500 点数化なし 1650

こちらが名古屋大学医学部の前期の配点です。

共通テストの配点が900、二次試験の配点が1650点と二次試験の比重が大きくなっています。

名古屋大学は旧帝国大学であり、二次試験でもやや難易度が高い問題が出題されることもあります。

合格のためには二次試験対策が肝になってくると思います。

とはいえ、医学部再受験生は共通テスト対策も重要です。

共通テストで高得点を取ることができないと他の医学部に変更するのも難しいため、医学部再受験生はしっかり共通テスト、二次試験対策をする期間をそれぞれ決めておくといいでしょう。

英語 国語 数学 理科 地歴
公民
面接 合計
共通テスト 200 200 200 200 100 900
二次試験 点数化なし 0

次に名古屋大学医学部の後期試験についての情報です。

後期では二次試験で学力テストは行われず、点数化のない面接のみの試験となっています。

ボーダーは9割以上とかなり高く、共通テストで高得点が取れた医学部再受験生におすすめです。

なお、後期試験での面接の内容、合否判定への利用方法などの情報は見つけることができませんでした。

名古屋大学は医学部再受験生に比較的寛容な大学ではあるのですが、どうしても心配という方は他の大学が無難かもしれません。

名古屋大学の入試結果(2022年度)

名古屋大学の入試結果(2022年度)

次に名古屋大学の入試結果について紹介していこうと思います。

募集人数 90
志願者数 150
受験者数 130
倍率 1.44

この年はたまたま倍率が低く、1.44倍となっています。

例年ならば2~3倍となっているようです。

医学部再受験生の合格者数に関しては先ほど紹介した通りになります。

名古屋大学は難易度こそ高いものの、面接落ちのリスクや医学部再受験生差別などもなさそうなので挑戦する価値はあると思います。

まとめ

今回は医学部再受験生向けに名古屋大学医学部の情報や勉強法について紹介していきました。

名古屋大学は学生のうちから研究に携わることができる機会が多く、研究に興味がある医学部再受験生には特におすすめしたい大学となっています。

医学部再受験生の入試対策としてはまず典型問題、標準問題を完璧にし、その上でやや難易度が高い問題も解けるようになることを目指すとよいでしょう。

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