
「一度は断念したがやはり医師になりたい」「社会経験から医師になりたい気持ちが芽生え始めた」という人は少なくありません。
ただ、医学部再受験を成功させることが出来る人はほんのひと握りです。
その現状を知った上でどうしても医師になりたいという強い気持ちがある場合は、ただがむしゃらに努力するのではなく戦略的に受験勉強を進める必要があります。
茨城の医学部再受験事情

茨城県内の医学部設置の大学は筑波大学のみです。
筑波大学は全国のなかでも非常にレベルが高く、入学時の学力偏差値は71でこれは全国82校18位との医学部設置の大学のなかでも非常に上位となっています。
国試合格率も非常に高く国公立大学ではトップ、6年間で国試突破率も全医学部の中で4位となっており、優秀な学生が揃っていることがうかがえます。
では筑波大学の再受験の寛容度はどうなっているのでしょうか。
筑波大学の合格状況
大学改革支援・学位授与機構のデータによると2022年度入学者の年齢分布は以下の通りです。
18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳 | 23歳 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 58名 | 17名 | 1名 | 1名 | 0名 | 1名 |
女性 | 32名 | 10名 | 1名 | 0名 | 0名 | 0名 |
現役生と一浪生が全体の9割以上を占めていることがわかります。このデータからは再受験生への寛容度は低いといえそうです。
ただ、再受験生は難易度の高い国公立大学は敬遠する傾向があるため、そもそも受験者数が低いという要因もあります。
過去には30代で筑波大医学部に合格した学生がいるという話もあるため、大学側が年齢に対して本当にナイーブなのかはわかりません。
とはいえ、共通テストの得点率の高さや二次試験の難易度が高いことを考慮すると学力に圧倒的な自信をもっていない限り再受験生にはおすすめできない大学です。
医学部予備校で対策するメリット

再受験の場合はスタート時の学力や受験勉強経験の有無によって、学習方法が大きく変わります。
しかし自分がどのような勉強をすればよいのか判断するのは難しいのが実情。
このような場合はやはり医学部予備校に頼ることがおすすめです。ここでは医学部予備校を利用するメリットを紹介していきます。
医学部への合格実績が豊富
医学部予備校さまざまな境遇の受験生を合格に導いており、再受験生に対しての実績が豊富な場合が多くみられます。
実績豊富な医学部予備校は、「どの大学が年齢に寛容なのか」「再受験生にとって有利な問題を出している大学はどこか」「編入や年齢制限の緩いAO入試はあるか」など再受験生に有益な情報を多くもちます。
個人ではこのような情報を集めるのは難しく、情報収集の観点からも医学部予備校を利用することは有利といえます。
無選抜で医学部に特化した対策が受けられる
大手予備校の場合は入塾テストを課すことが多く、スタート時の学力が足りない場合は、「医学部受験コース」にはいることができません。
対し、個別指導を行う医学部予備校の多くは入塾テストを課すことはほとんどなく、どのような学力からであってもやる気さえあれば入塾可能です。
どんな境遇であっても医学部受験に必要な専門的な学習指導を受けられることが医学部予備校の魅力といえます。
生徒一人ひとりに丁寧な指導・サポートを提供
医学部予備校は生徒一人ひとりの学力や志望校に合わせ、最適化したカリキュラムをたててくれるので、何をしてよいのか分からなくなることがありません。
自学習の仕方やメンタルサポートまでしっかりフォローしてくれるのが医学部予備校の特徴です。
茨城で受験対策するならオンライン通信がおすすめ

茨城県には医学部予備校はありませんが、ネット環境さえ整っていれば東京・大阪にある人気の医学部予備校の授業を受講することも可能です。
また、再受験生の場合はスタートの学力に差があったり、仕事をつづけながら受験に取り組むなど様々な境遇の人が多いので、比較的時間や学習内容に融通の利くオンライン通信教育を行う医学部予備校の個別指導は最適といえるでしょう。
ここでは、数ある医学部予備校のオンライン通信コースから、再受験生の指導実績も豊富なおすすめ予備校を紹介しています。
無料体験授業も利用できるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
四谷メディカル

特徴:再受験生・多浪生からの合格実績が豊富
四谷メディカルは様々な境遇からの医学部合格者を輩出している医学部予備校です。生徒の個性にあわせ柔軟な指導を行っており、メンタルサポートも充実しています。
また、演習・口頭試問中心の能動型授業は知識の定着率が高いと評判でで他の医学部予備校で伸び悩んでしまった人には特におすすめの医学部予備校です。
オンラインコースでも、通学コースと全く同じサービスが受けられることに加え自由にスクーリングもできるので再受験生にとって特に重要な
面接の対策などは茨城から医学部予備校校舎まで足を運んで受講するのもおすすめです。
医学部予備校基本情報
予備校名 | 四谷メディカル |
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所在地 | 東京都千代田区二番町11-6 番町YMビル1階 |
問い合わせ先 | 0120‐305‐883 |
学費(オンライン) | 8,580,000円(税込) |
合格実績 | 2022年度合格実績 京都大学・慶応大学など |
スタディカルテLab

特徴:オンライン指導に特化した効率の良いシステム
スタディカルテLabは対面校舎をもたない医学部予備校。オンライン授業に最適化したシステムを追求しており自学習もアプリで管理してくれます。
事前に講師と理解度を共有したうえで授業が展開されるため、現在の自分にとって最も必要な授業内容となります。また、板書内容はアプリに保存されるのでノートを写す手間がなく、講師の話している内容を理解することに集中できるのです。
単科受講も可能なうえ、比較的自由に時間割を組むことができるので、仕事をつづけながら再受験を目指す人には最適です。
医学部予備校基本情報
予備校名 | スタディカルテLab |
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問い合わせ先 | 公式サイト |
学費(オンライン) | 1時間 12,000円 |
合格実績 | 東京大、京都大など |
進学塾ビッグバン

特徴:圧倒的な学習量的効果と質的効果で合格へ導く
進学塾ビッグバンは大阪と東京に校舎をもつ医学部予備校。私立医学部への合格実績が豊富です。
同じ単元を1年で3周するカリキュラムは好評で、口コミでも「試験会場で既視感(デジャヴュ)を呼び覚ますほどの反復練習」というキャッチコピーは本当だったとあるほど。試験当日自信をもって会場に向かうことができます。
ビッグバンのオンラインコース「FUTURE」を利用すれば通学コースと同じ学習指導を茨城の自宅で受講することが可能です。
HPではオンラインでの授業の様子が動画で紹介されているので、気になる方は是非ご覧になってください。
医学部予備校基本情報
予備校名 | 進学塾ビッグバン |
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所在地 | 東京都千代田区神田駿河台2-5 村田ビル4F |
問い合わせ先 | 0120‐148‐276 |
学費(オンライン) | HPに記載なし |
合格実績 | 【2022年度合格実績】慶応大学・大阪公立大学など |
医進の会

特徴:関西圏の私立医学部に強い実力派医学部予備校
医進の会は関西に対面校舎をもつ医学部予備校です。大阪医科薬科大学や関西医科大学など関西圏を中心とした医学部に多くの合格者を輩出しているのが特徴。
茨城にいながら関西の医学部を第一志望としている受験生には医進に会のオンラインコースがおすすめです。
授業は講義⇒演習⇒解説の120分授業で、演習時間も講師がつきっきりで生徒がしっかり理解したうえで問題に取り組んでいるのかをチェックします。
文系出身であったり理系科目に自信がない再受験生にとってはこの付きっ切りの授業システムは非常に効果的といえるでしょう。
再受験生に対してスタート時の学力や境遇で様々なコースを展開しているのも特徴です。
予備校名 | 医進の会 |
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所在地 | 大阪市天王寺区生玉前町1-1 上本町ホールドビル6F |
問い合わせ先 | 06-6776-2934 |
学費(オンライン) | 1コマ(2時間)19,800円 |
合格実績 | 【2022年度合格実績】大阪医科薬科大学 近畿大学など |
大学受験のΣ会

特徴:日本初セカンドオピニオンとしての医学部予備校
大学受験のΣ会はネット通信教育を行っている医学部予備校です。動画視聴や添削指導を中心に様々なコースを展開しています。
中でも、現在利用している予備校と併用して受講するセカンドオピニオンとしてのコースはおすすめ。今の自分に何が必要かを適切かつ具体的にアドバイスしてもらえます。
医学部編入試験のための単科講座やAO・総合選抜対策の講座も設置しているので、茨城にいながら必要な講座を必要な時に受講できることが魅力です。
ただ、添削中心の通信講座になるため基礎学力に自信がない場合はおすすめできません。
予備校名 | 大学受験のΣ会 |
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問い合わせ先 | 公式サイト |
学費(オンライン) | 月額88,000円~ |
合格実績 | HPに記載なし |
メディカルラボ

特徴:全国28校舎展開医学部合格実績NO.1
メディカルラボは河合塾傘下の医学部予備校。2022年度も合格実績医系予備校NO.1 となりました。様々な境遇の生徒を合格に導いていてきたノウハウと豊富な受験情報が魅力の医学部予備校です。
完全個別指導で生徒一人ひとりのあわせた学習指導を行うため、学力に自信がない人でも基本からしっかりと学習することが可能です。
50分授業⇒50分演習⇒50分解説の150分授業で1コマ内でインプットとアウトプットを行うことが出来るスタイルは知識の整理・定着がしやすいと評判です。
オンラインから対面コースへの切り替えも可能なので、面接などの対策は茨城から東京や千葉の校舎での受講もおすすめです。
所在地 | 東京都千代田区神田駿河台4丁目6 |
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問い合わせ先 | 03‐5209‐1345 |
学費(オンライン) | 年間5,050,000円 |
合格実績 | 2022年度合格実績 医学部医学科1270名 |
まとめ
医学部再受験は簡単なものではなく、少しでも迷いがある場合はおすすめはしません。
それでも、どうしても医師になりたいという方は「挑戦する期間」を決め全力で受験に取り組んでください。
医学部再受験は情報を集めることも重要です。
茨城では医学部予備校はありませんが、ネットを使ったオンライン通信教育を利用すれば効率よく合格に必要な勉強法を習得でき多くの情報を得ることができます。
医学部予備校を利用する場合は予備校とタッグを組んだチーム戦となります。信頼できる予備校を見つけるのが合格の近道です。
実際に体験授業を受け、自身が信頼して勉強に集中できる環境を提供してくれる医学部予備校を利用し、最短距離で合格を掴んでください。