島根大学医学部

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沖縄にある新設医科大学の1つ島根大学医学部医学科は医学部再受験生にとって最適かどうかを解説。

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島根大学

医学部再受験生の多くは、勉強面や金銭面など多くのビハインドを抱えているもの。

よほど余裕のある人でなければ、ほとんどの医学部再受験生が「最短」での合格を目指しているはず。

この記事でご紹介する島根大学医学部は、実は医学部再受験で「狙い目」の大学です。

医学部再受験を最短で合格できるためにも、ぜひ目を通してください。

今回は、医学部再受験生に向けて、島根大学医学部の情報をお届けしていきます!

島根大学医学部医学科

島根大学医学部医学科の特徴

まずは島根大学医学部6年間のカリキュラムを確認しましょう。

一般的に医学部のカリキュラムは、教養・基礎医学・臨床医学・臨床実習とに大別され、大筋はどの大学も変わりません。

ここでは他大学と比較して、島根大学の特徴的なカリキュラムについてご紹介します。

1年次

社会史や生物学などの基礎教養科目に併せて、医学概論を含む専門教育科目を学びます。

また、島根大学附属病院にて早期体験実習が行われ、医師となる動機付けが行われます。

さらに、希望者には地域医療実習として夏季・冬季に実習を行うことができるのも島根大学の特徴。

2年次・3年次

2年次は、基礎医学系の解剖学や生化学、生理学など専門教育科目を学び、基礎医学の基本を学んでいきます。

3年次からは、内科・外科などの臨床医学に併せて公衆衛生などを学びます。

後期からは島根大学の特徴である、医学チュートリアルコースが始まります。

少人数のグループに分かれ、チューターの元でグループ学習をすることで、臨床医学への導入を1年間かけて学びます。

4年次

4年次末に共用試験CBTとOSCEがあります。

多くの大学では3年次や4年次の夏に行われるため、島根大学ではこの試験対策に十分な時間を取れることになります。

この試験に合格して初めて、臨床実習に挑むことができます。

5・6年次

約1年半に及ぶ臨床実習の中で、5年生の時に島根大学の特徴である地域医療実習があります。

出雲市内の診療所での1週間、また別の機会に2週間、40の県内の中山間地・離島の医療機関へ泊まりがけで実習にあたります。

6年次には、一つの診療科・地域医療機関を1ヶ月以上という長期間に渡った実習に。

この間、希望者は海外の医療機関での実習も可能なため、島根大学からでもグローバルな医療を学ぶことが可能です。

島根大学医学部の基本情報

島根大学医学部の基本情報

島根大学は本部である松江キャンパスが県庁所在地にあるものの、

医学部のある出雲キャンパスは、松江から車でも約1時間かかる距離に。

立地は決して良いとは言えず、車が必須の生活となります。

特に1年次から毎週金曜は本キャンパスで講義があるため、車がなければ大学専用バスに乗っての移動に。

このバスは医学科だけでなく看護学科も利用するため、かなり混雑するそうです。

偏差値は2021年度の河合塾・駿台・ベネッセ発表の偏差値平均で、65.0と国公立医学部中42位。

医学部再受験に限らず、一般の医学部受験としても比較的易な大学です。

島根大学医学部について、最も押さえておくべき情報は「進級率」。

厚労省発表のデータによると、平成26年度島根大学入学者のうち留年ゼロで国家試験にも一発合格した割合は67.9%。

これは当該年度では国公立医学部で最下位、私立を含めてもワースト3位という記録。

このデータ無くしても、医学部生の中では島根大学が進級に厳しいこと有名なほど。

医学部再受験として島根大学はかなりおすすめですが、この点はネックと言わざるを得ません。

医学部再受験生の多くはすでに年齢を重ねた方が多いため、留年を繰り返していては大変です。

しかし、医学部再受験を決めただけの熱意を忘れなければ留年はしません。

医学部再受験生は、この留年率を持って島根大学を諦めることだけはやめて欲しいものです。

キャンパス 上原キャンパス
住所 〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
学費 約350万円
医学科公式HP https://www.med.shimane-u.ac.jp/

医学部再受験生の合格難易度

島根大学医学部医学科の特徴

結論、島根大学は医学部再受験生に「かなり寛容」。

それを示すデータがこちら。

島根大学の過去5年間の年齢別合格者数です。

年度 性別 18,19歳 20〜24歳 25〜29歳 30〜34歳 35〜39歳 40歳〜 合計
2020 31 16 5 3 1 2 58
32 10 1 1 0 0 44
2019 34 11 9 3 2 0 59
32 9 0 2 0 0 43
2018 32 10 4 3 1 2 52
39 9 2 0 0 0 50
2017 35 10 7 3 1 0 56
37 8 0 0 0 1 46
2016 38 12 7 5 1 1 64
24 9 4 1 0 0 38

確かに医学部の中では「医学部再受験」は珍しくありませんが、この島根大学のデータが示すようにほぼ毎年、40歳以上の医学部再受験が合格している大学はかなり珍しいです。

便宜的に25歳以上を医学部再受験生としても、毎年12人近くが合格しており、かなり医学部再受験での入学者が多いと言えます。

また、島根大学は毎年合格者の出身についても後悔していますが、4分の3近くが県外出身という点でも、多くの医学部再受験にとって嬉しい情報です。

島根大学は医学部再受験に対して、全国の医学部の中でもかなり寛容です。

医学部再受験合格に必要な勉強法

医学部再受験合格に必要な勉強法

ズバリ「徹底した問題演習」が必要!!

医学部再受験生の島根大学合格には、ズバリ「徹底した問題演習」が鍵となります。

後述しますが、島根大学の配点比率は共通テスト(旧センター試験)重視型。

さらには、共通テストの文系科目の得点率も他大学より反映される配分になっており、文系の医学部再受験にはおすすめの条件。

しかしながら、二次試験も簡単ではありません。

つまり、医学部再受験で島根大学合格を狙うには、

  • 文系科目も含め共通テストで安定した得点率
  • 二次試験(英語・数学)で難問にも対応できる能力

この二つを獲得するための学習を進める必要があります。

医学部再受験で共通テストで高得点を安定させるためにおすすめするのは模試の活用

2ヶ月に1度は共通テストの模試を受け、成績表を分析しましょう。

成績表にはかなりの情報が盛り込まれており、得意な問題や苦手な問題など自分の問題点を炙り出すことが可能。

成績表のコメントも参考にしながら、定期的に評価することで勉強計画の軌道修正が可能になり、医学部再受験で必須な「効率的な学習」につながります。

英語

120分で大問5つ。うち2問が医学科専用問題、他は他学部共通問題。

共通問題は易で共通テストレベルですが、専用問題は異形単語が多く対策必須。また、難しめの長文が3問あり速読力も問われます。

帰国子女が解き切れたと感じた年でも、結果7割弱だったというほどの難しさです。

英語の対策には音読英文読書がおすすめ。

島根大学のように医系単語や長文の速読が問われる場合には、音読で着実に英単語を覚えていき、英文読書を日常にすることで速読力を鍛える必要があります。

英語が得意な医学部再受験生も珍しくないですが、そうでない医学部再受験生にはどうしても大きな壁となるかもしれません。

数学

大門4つですが、各年で難易度がとてもばらつきます。

簡単な年にあたれば容易で共通テストレベルのことも。

しかし、難な年に当たると壊滅的になりかねません。

ライバルに負けないためにも、しっかりと理解力を深めて挑む必要があります。

数学の対策には、チャート式などで基礎から応用まで徹底的に学習が必要

特に学生時代からブランクのある医学部再受験生は、基礎の学習に重きをおきましょう。

面接

島根大学を受験する医学部再受験生は、面接対策も重要。

島根大学は60点満点の面接がありますが、得点開示では10点から60点満点と人により大きな差があるとのこと

医学部再受験では面接で聞かれることも特徴的になります。

されど60点。あまり面接対策に時間をかかすぎるのも問題ですが、必ず直前期には面接対策も意識しておきましょう。

予備校に通っていない医学部再受験生らは、知り合いなどに面接の相手をお願いするといいでしょう。

一般入試の概要と結果【2021年度】

一般入試の概要と結果【2021年度】

ここでは、島根大学医学部の一般入試の概要と結果をご紹介します。

データは2021年度入試を反映した最新情報です。

なお、島根大学には後期試験がありません。

ぜひ医学部再受験を検討する際には、編入試験も検討してみるといいでしょう。

前期日程の入試科目と入試結果

以下に、島根大学の2021年度前期日程の入試科目をお示しします。

試験 数学 理科 英語 国語 地・公 面接 総合点
共通テスト 100 200 100 200 100 700
2次試験 200 200 60 460
合計 300 200 300 200 100 60 1160

なお、共通テストについては、理科:物理・化学・生物から2科目、地・公:世界史B・日本史B・地理B・現代社会・倫理・政治経済・倫理政治経済から1科目となっています。

負担を抑えたい医学部再受験生には、学習内容の少ない現社・倫理・政治経済から選択することをおすすめします。

また、数学は数Ⅲを含みますが、理科が課されない点は国公立医学部としては珍しく、医学部再受験生にも嬉しい内容です。

配点比率を見ると、「大学共通テスト:2次試験=60.3%:39.7%

となっており、かなり共通テスト重視の配点になっています。

また、英語と国語の点数配分、数学と地・公の点数配分を比較することで、島根大学が文系科目の得点率も重要視していることがわかります。

面接については、実際に得点開示すると10点の人や60点満点の人がいたという話もあるので、好印象を与えられるように、医学部再受験生は面接対策も重要となります。

次に、島根大学過去5年間の前期試験の定員・合格者数・倍率についてご紹介します。

2021 2020 2019 2018 2017
定員 58 58 62 62 62
志願者数 390 453 372 376 381
受験者数 332 392 327 334 330
合格者数 62 67 62 63 67
倍率 5.35 5.85 5.27 5.30 4.93

なお、倍率=受験者数/合格者数として計算しています。

例年の倍率は約5倍強で、国立医学部としては高めの倍率で推移。

全国の医学部の中では偏差値的に最も易な群に入るため、志願者数も増えてしまいそのような数字になっていると予想されます。

最後に、島根大学過去5年間の共通テスト(旧センター試験)合格者得点率をお示しします。

配点 最高点 最高得点率 最低点 最低得点率 平均点 平均得点率
2021 700 650.4 93% 525.1 75% 585.5 84%
2020 700 641.3 92% 553.8 79% 598.3 85%
2019 700 653.2 93% 576.8 82% 605.1 86%
2018 700 640.3 91% 560.9 80% 598.1 85%
2017 700 649.8 93% 569.4 81% 607.3 87%

最高得点率は京都大など旧帝大医学部に匹敵するレベルに対し、

医学部合格のためには共通テストで最低でも85%は必要と言われる中では、最低でも80%取れれば合格可能性が見えてくる点で、医学部再受験として島根大学は入りやすいと言えるでしょう。

しかし、ここでの共通テスト最低得点率でも、二次試験の数学と英語でかなりの挽回をしなければ合格できないことも忘れないように。

島根大学の医学部再受験対策まとめ

ここまで、医学部再受験生に向けて、島根大学の有力情報をまとめてご紹介しました。

立地や進級率などを気にする医学部再受験生も少なくりませんが、住めば都、そしてなんでも自分の努力次第。

そもそも、そんなことを気にして選んでいては医学部合格は遠ざかる一因になりかねません。

医学部再受験を決断した皆さんは、それだけの固い意志があるはず。

困難な受験勉強を乗り越えるときに留めず、医学部進学後も強い意思を持って勉学に励んでいけば、ストレート進学する学年3分の2から外れることはありません。

ぜひ、医学部再受験をするならば、これだけ寛容な島根大学を検討してみてください。

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