医学部再受験の最高齢や合格者の年齢層を紹介

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医学部再受験の最高齢をテーマに合格者の年齢層を解説。

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医学部再受験の最高齢は何歳?医師を目指せる年齢を解説

医学部医学科に入学することが医師になる原則唯一の方法であるため、他学部と違い年齢が高い人でも医学部再受験で合格を目指す方が沢山います。

そこで今回は、医学部再受験の最高齢は何歳なのか、また、年齢がある程度高くても医学部再受験に寛容な大学はあるのか、年齢をテーマに詳しく解説していきます。

合格者の最高齢が気になる医学部再受験生がぜひ参考にしてみて下さい。

医学部再受験生の年齢層の広がり

医学部再受験生の年齢層の広がり

医学部再受験を狙う人は増加傾向にある

昨今、社会・経済情勢が不安定化し、日本の行先に不安を感じる方々が増えてきたのか、医学部再受験で安定した医者を目指す人が増えてきています。

医学部再受験を目指す方は、大学卒業後に年数が経っている社会人や、他学部在学中で仮面浪人をしている学生など様々であります。

医学部再受験生の年齢の多様化・最高齢の上昇化

最近特に、30代、40代、あるいはそれ以上の年齢層の方々でも医学部再受験の勉強を開始して、医学部合格に向けてチャレンジされる方々が増えてきているそうです。

しかしながら医学部再受験の現実は相当厳しいものがあります。

体力や記憶力の衰え、そして家庭の支柱として仕事を続ける必要があったり、家族との生活との両立をしていかなければならないなどの理由から、現役生や若い予備校生に比べて能力的・時間的ハンディキャップや精神的負担が大きいことは否めません。

ただし、全く不可能な話でもないので悲観し過ぎる必要もありません。

これから合格者の最高齢に触れていきますが、努力すれば合格できない試験でもないことが理解できるはずです。

医学部再受験をできる最高齢は?

医学部再受験をできる最高齢は?

医学部再受験を決意して大学受験にチャレンジすることに年齢の上限はありません。

防衛医科大学校のような特殊なところを除けば、大学の募集要項に年齢制限について言及する項目もないため、入学試験に出願することも年齢的な制約はありません。

これは国公立・私立大学の医学部問わず共通です。

実際には医学部再受験には壁が多い

実際には医学部再受験には壁が多い

どのような方々でも医学部受験にチャレンジすることは可能ですが、実際共通テストや大学の個別試験、そして面接・小論文を突破して、晴れて医学生・医師になることができる医学部再受験生は多くないのが現実です。

と言うのも、建前上はどのような方々でも医学部を受験することはできるのですが、裏では、年齢や性別、経歴を理由に差別をして、一律に減点をするなどして、なるべく高齢の受験生の入学を阻止しようとする医学部が一定数存在するためです。

一方で、完全に公平に、試験の成績のみで評価してくれるクリーンな医学部も少なからず存在するため、実力をつければ医師になる道はしっかりと存在します。

医学部入学者の年齢層・最高齢(国公立大学編)

医学部入学者の年齢層・最高齢(国公立大学編)

2022年に関して、国公立大学の医学部の年齢層の一覧は以下のようになっております。

(東大に関しては理科三類単独の年齢層のデータはなく、理類全体のデータとなっております)

大学名 年齢
旭川医科大学 18〜25
北海道大学 不明
弘前大学 18〜26
東北大学 18〜21
秋田大学 18〜21
山形大学 18〜28
札幌医科大学 18〜30代後半
福島県立医科大学 18〜24
筑波大学 18~23
群馬大学 18~21
千葉大学 18~26
東京大学 18~30代後半
東京医科歯科大学 18〜24
山梨大学 18〜30代後半
横浜市立大学 18〜30代前半
新潟大学 18〜40代以上
金沢大学 18〜21
福井大学 18〜24
富山大学 18〜30代前半
信州大学 18〜30代前半
岐阜大学 18〜40代以上
浜松医科大学 18〜26
名古屋大学 18〜30代前半
名古屋市立大学 18〜30代前半
三重大学 18〜30代後半
滋賀医科大学 18〜30代前半
京都大学 18〜22
大阪大学 18〜26
神戸大学 18〜27
京都府立医科大学 18〜40代以上
大阪公立大学 18〜25
奈良県立医科大学 18〜21
和歌山県立医科大学 18〜30代前半
鳥取大学 18〜28
島根大学 18〜30代後半
岡山大学 18〜27
広島大学 18〜26
山口大学 18〜26
徳島大学 18〜30代後半
愛媛大学 18〜20
香川大学 18〜30代前半
高知大学 18〜40代以上
九州大学 18〜29
長崎大学 18〜30代前半
佐賀大学 18〜20
大分大学 18〜22
熊本大学 18〜28
宮崎大学 18〜23
鹿児島大学 18〜30代前半
琉球大学 18〜30代後半

国公立大学は医学部再受験生を合格させている大学が多い

基本的には多くの国公立大学において、医学部再受験生と思われる年齢層の方々が合格者に含まれていることがお分かりになるかと思います。

しかしながら、現役生や浪人生に比べればイレギュラーな存在であるため、全体の数に対して合格者数が少ないです。

そのため、ある年のある大学の医学部再受験生の合格者が仮に1人もいなかったからと言って、その大学が医学部再受験生に対し厳しいと決めつけるのは早計です。

その理由は受験者数・合格者数が少なく、データが安定しないからです。

志望校が元々決まっているのであれば、この記事の他にもご自分でデータを調べて、過去数年の動向を把握するのがよろしいかと思われます。

また、40代以上の合格者を出している医学部に関しては20代30代の再受験生も複数人合格者として含まれているので、このような大学はおそらく試験の成績だけで順位付けをしていると言えるでしょう。

高齢の受験生の入学者数が多い国公立大学医学部

高齢の受験生の入学者数が多い国公立大学医学部

20代後半以上でほとんどが医学部再受験生であろう方々の合格者が多い国公立大学を以下にご紹介します。

北から順に、

医学部再受験生が多い国公立大学一覧

  • 札幌医科大学
  • 信州大学
  • 山梨大学
  • 滋賀医科大学
  • 三重大学
  • 島根大学
  • 香川大学
  • 高知大学
  • 熊本大学
  • 琉球大学

です。

これらの大学は例年複数人の医学部再受験生を合格させているので、安心して出願できる大学と思われます。

また、ただでさえ数が少ないのが医学部再受験生でありますが、少しでも医学部再受験を経験した仲間が同期にいる方が6年間、医師になるまで過ごしやすい環境になると思うので、そういった点でも上記の大学を志望校の候補とするのはアリかと思います。

こと山梨大学医学部に関しては後期試験のみの募集となりますが、40代や50代の医学部再受験生の方も入学されているので実力に自信のある方にはおすすめの大学です。

医学部入学者の年齢層・最高齢(私立大学編)

医学部入学者の年齢層・最高齢(私立大学編)

私立大学の医学部に関しては残念ながら、国公立大学ほど入学者の年齢層や最高齢に関して、充実したデータが存在しません。

先ほども述べたように、出願するにあたっての年齢制限等はありませんが、国公立よりも年齢や性別、経歴を理由とした差別が顕著にみられやすいのが実情かと思われます。

もちろん、私立大学の医学部においても、高齢の医学部再受験生が合格した例は毎年存在しますし、年齢問わず試験の成績のみで合格者を決定している大学も存在しています。

また、私立大学の医学部を卒業されて、現在では医師として働かれている方々のエピソードはネット上にも存在しています。

私自身、知り合いのいる私立の医学部に40代の主婦の方が医学部再受験を経て入学し、成績も良好であるという話を耳にしたり、40代の男性が医学部再受験を数年チャレンジして見事私立の医学部に合格されたという話をYouTubeで目にしました。

国公立の受験シーズンとは被らない(産業医科大学を除く)ので、私立医学部も志望校として考えたい方はどんどん受験してみるのがよろしいかと思われます。

高齢の医学部再受験生の実例

高齢の医学部再受験生の実例

これから、医学部再受験を考えておられる方、今まさに医学部再受験に向けて勉強中ではあるけれど不安で仕方のない方々は読者の方の中にもおられることと思います。

そこでこの記事で、2例の勇気の出る実例をご紹介したいと思います。

①60代女性(2022年私立医合格)

この方は、薬学部のご出身で、修士に進まれた後、製薬会社で勤務されていたそうですが、その中で、医師を目指したいと思うきっかけがあったようです。

そこで予備校に通われて、なんと2年目にして女子医大に合格されたようです。

ご職業柄、英語や生物学的な素養など、医学部再受験において活かせるアドバンテージもあったようですが、苦労された面も色々とあったようです。

面接では、医師への志望理由以外に、その年齢で医師を目指してどうするかといった厳しい質問も飛んできたようですが、無事に合格されたとのことです。

医学部再受験生においてはこの方より下の年齢層の方の方が多いと思うので、勇気の出るエピソードではないでしょうか。

参考:https://shotosha.com/gokaku/2022/interview-1

②80代女性(50代の時に国立医合格・現在医師)

安積雅子さんは、55歳の時に秋田大学医学部に合格されて、62歳の時に医師免許を取得されたそうです。

現在82歳とのことですが、現役の医師として、仙台の病院の内科で勤務されているようです。

医学部再受験突破や医師になることに対して、年齢的なことがハンディキャップや問題になることは事実あると先ほど述べましたが、不可能な壁ではないということを、この方の経歴から感じられるのではないでしょうか。

年齢や性別を理由に医師を目指すことを悩んだり、諦めようとしてしまっている方々は是非この方のエピソードをご覧になってはいかがでしょうか。

参考:https://www.asahi.com/articles/ASQ824V6NQ7ZUTIL00Q.html

まとめ

今回の記事では、医学部再受験生が医師を目指すにあたって、年齢に関する話を軸に、知っておいていただきたいデータや実例をご紹介してきました。

医学部再受験生の年齢や経歴などがマイナス評価となりうる大学が存在することは事実ですが、正当に評価してくれる大学も存在するので、ご自身の行動・努力次第では明るい道は十分に開かれます。

大事なことは、

  • 国公立大学は私立大学よりも医学部再受験生にやさしい
  • 大学によって寛容度は違うため志望校についてよく調査すること
  • ストレート進級率についても調べておくことが重要
  • どの年齢からでも医師になる夢があるなら叶えることはできる

ということです。

先の話の中で、医学部の進級について言及はしませんでした。

医学部再受験生の中には経済的に複雑な事情を抱えていらっしゃる方々や、家庭を持っておられる方々も一定数おられるることと思います。

そのため、そういった方々が医学部再受験を突破した後に待つ壁は進級です。

中には進級が厳しくて、留年に容赦ない大学も存在するため、6年できっちり医師になりやすい大学かどうかも志望校選びの際のポイントとして見ていただきたいと思います。

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