福井大学の医学部再受験情報・対策方法・入試結果を解説

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2021年度入試では穴場となった福井大学医学部について解説。

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福井大学

2021年度入試は、コロナ禍にありながら初の共通テストが施行されるなど注目の集まる大学入試となりました。

そんな中、実は国公立一般前期の中でも大きく穴場だったと言えるのが福井大学。

医学部受験では珍しい、実質倍率2.82倍と、医学部再受験にも寛容とされる福井大学は、まさに医学部再受験に強くおすすめできた年です。

「受験は情報戦」。

この記事では、医学部再受験に向けた福井大学の概要から勉強法まで、盛りだくさんの情報をお届けいたします。

ぜひ、医学部再受験の候補として福井大学を検討してみてください。

福井大学医学部医学科の概要

福井大学医学部医学科の概要
キャンパス 松岡キャンパス
住所 〒910-1193 福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3
大学ホームページ https://www.u-fukui.ac.jp/
アクセス JR福井駅西口1番バス乗場から約35分、福井大学病院下車。
沿革 昭和53年に福井医科大学医学部を設置。平成15年に福井大学医学部となった。

カリキュラム

福井大学医学部医学科は、1年生から病棟看護体験実習や人体解剖学、メディカルプロフェッショナリズム教育によって早期から高度専門職業人としての意識づけが行われます。

また、医科学研究研修も1年生から取り入れられており、臨床・教育ともにかなり早い段階から将来を意識することが可能です。

そのほかの特徴として、「放射線医学」「救急医学」「総合診療学」が有名。

福井県には原発が稼働していて、また最先端放射線治療が可能な設備も導入されていることで、放射線医学については他大学より深く扱っているようです

救急医・総合診療医を目指す学生にはおすすめ

福井大学には医療界で名前を知らない人はいないとまで言われるほど有名な林寛之先生が在籍。福井大学では救急科長・総合診療部長・教授を務めています。

全国の研修医が一度は購入する救急診療のバイブル本の著者でありながら、現役医師だけでなくコメディカルや医学生ときには高校生にも分かりやく面白い内容で指導にあたる、かなり珍しい先生です。

医学部再受験生に限らず、毎年福井大学の受験生の中には「救急医志望」や「林先生がいるから」を理由にする学生が数人必ずいるほど。

救急医を志す医学部再受験生は決して多い印象はありませんが、医師への志望動機から近年話題の「総合診療医」を考えている医学部再受験生はかなりいます。もし総合診療に興味があれば、福井大学を考えてみてください。

学生生活

福井大学の学費は国立大学なので6年間総額が350万円。

日本学生支援機構の奨学金であれば医学部再受験生でも特に問題なく貸与を受けることが可能なので生活にかかる費用は特段高くはないでしょう。

ここでは、簡単に福井大学に入学した場合の学生生活について触れていきます。

最短での医学部卒業が見込める

進級率は比較的高く、2021年度最新のデータでは福井大学のストレート合格率は83.5%

また、福井大学の医師国家試験合格率は、過去10年平均で90.7%

国公立の中では中堅レベルです。ただし、直近3年に注目すると合格率は上昇傾向で最新年度は「現役100%合格」

大学HPでは「カリキュラムの改変」を謳っており、今後の動向に注目です。

医学部再受験の場合は年齢を考慮すると、留年をせず国家試験にも一発合格する必要があり、その点で福井大学は比較的安心できる大学と言えます。

地方大学の中では大学周辺が比較的充実

福井大学医学部は松岡キャンパスという市街地から離れた場所にあり、近くにスーパーなどがあるものの、生活には車が欠かせない環境。

ただし、車で数分走れば8号線という北陸では主要な幹線道路に差し掛かるため、地方国公立の中でも比較的立地は悪くないと評価されます。

キャンパスが位置するのは禅宗の総本山で有名な永平寺のある町で、大学周辺は田んぼが多くのどかなため、静かな環境で集中して勉強したい医学部再受験生にはおすすめです。

また、実際に福井大学の受験生・合格者は医学部再受験も含め、関西出身の人が多いのが現状。

というのも、福井大学は滋賀・京都・大阪へのアクセスがよく、都心部まで4時間程度。日帰りは難しいものの、気軽に帰省することもできるため、福井大学は単身で学生生活を送る予定の医学部再受験生などにも人気の大学です。

医学部再受験生の入試対策

医学部再受験生の入試対策

福井大学の偏差値は、2021年度駿台・河合塾発表平均で64.0。国公立では中堅レベルです。

二次試験については後述しますが、福井大学の一般試験は標準的な問題が多く、文系の医学部再受験生でも合格可能性のある大学です。

また、福井大学は共通テスト重視型の配点をとっているため、医学部再受験生は受験の基本でもある「基礎の徹底」を怠らなければ、十分に合格が見込めるでしょう。

特徴的な受験層

前述のように、福井大学は医学部再受験に限らず関西出身者の受験生が目立つのが特徴。

実際に福井大学が発表している志願者データを元にすると、例年、約3割が北陸、5-6割が関西・東海出身者(ほとんどが愛知・京都・大阪)となっています

これは入学者データでもほぼ同様。

関西・東海地方には中堅〜難関レベルの医学部が充実しているものの、下位を構成する大学が少ないのが実際。

そのため、地元医学部に届かない受験生が福井大学に流れる構図になっているのです。

冒頭で福井大学の直近の実質倍率が異例な数字であったことに触れましたが、このように受験層が特徴的であることが一つの要因と言えます。

一概に受験倍率の動向は推察できないものですが、医学部再受験においても、福井大学を受験するのであればこの受験層の特徴については知っておくべきでしょう。

医学部再受験生への寛容度

では、実際福井大学は医学部再受験にはどのぐらい寛容なのか。

過去の医学部再受験生入学人数を見てみましょう。

年度 性別 18歳 19歳 20〜22歳 23〜29歳 30〜39歳 40歳以上 合計
2021 22 24 12 4 2 0 64
22 17 6 0 1 0 46
2020 22 26 20 3 2 0 73
16 17 2 2 0 0 37
2019 18 36 15 2 1 0 72
11 16 12 0 0 0 39
2018 23 20 13 4 1 0 61
16 15 14 3 2 0 50
2017 22 22 12 3 1 0 60
15 25 7 1 2 0 50
2016 23 26 20 1 0 0 70
18 11 10 1 0 0 40

こちらは文部科学省公式発表のデータからまとめた、各年度の男女別入学者数です。

医学部再受験というと22歳以上がほとんどですので、右側3列に注目ですが、毎年2桁までは行かないまでも、複数人の入学者が認められます。

医学部再受験生に寛容な大学となると、10名〜20名前後の入学者がある大学もいくつかあるため、福井大学は医学部再受験に「やや寛容」という評価になります。

【医学部再受験】福井大学のおすすめ勉強法

【医学部再受験】福井大学のおすすめ勉強法

英語

福井大学の英語は長文3題+自由英作文で試験時間110分。

長文問題は2問標準的で、1問がやや難。自由英作文は80-90語程度。

全問が記述式なので、スペルミスや正しい文法を使うことを意識して勉強しましょう。

単語帳は『 DUO 3.0』を利用すれば、医学部再受験としてはどこの大学でも十分。

医学部再受験の場合は英語が得意でも入試英文法はまだまだな人が多いので、『Next Stage』を利用して入試英文法をひとさらいすることが必要です。

また、福井大学の英語では会話形式の英語が必ず出題されることも特徴。

医学部再受験の多くは英語が得意な人が多いので、この会話形式の出題は有利とも言えるでしょう。

数学

福井大学の数学は大問4題で試験時間110分。

難易度は標準〜やや難レベルですが、比較的時間に余裕がある構成なので、ミスなく解き進めることがカギとなります。

6割5分程度の得点率を目指して、「標準的な問題を確実に解く」ことを目標にしましょう。

医学部再受験の場合は、『入試数学理系の核心』(Z会出版)を参考にして勉強するのもおすすめ。

『チャート式』(数研出版)などで網羅的に勉強する傍ら、医学部再受験ではこの理系の核心で勉強して典型問題を確実に解けるようにするべきです。

理科

福井大学の理科は、2科目で試験時間120分。

合格者の2-3割が生物選択者と医学部入試としては珍しく、物理と数学のどちらを選択しても優越がつかない結果となるでしょう。

難易度も標準的で、理系ではない医学部再受験生でも対策勉強がしやすいと言えます。

【物理】

福井大学の物理は大問2題。難易度もやや易〜標準的

時間にも余裕があり、出題範囲も満遍なく出ている傾向です。

医学部再受験では、「苦手分野を作らない」「融合問題になれる」ことを意識して勉強することがおすすめ。

『良問の風』などで典型問題に触れ、確実に正解できるように勉強を進めましょう。

【化学】

福井大学の化学はここ数年で大問数の変動がありますが、難易度は標準的

無機化学でほぼ必ず1題出されていたり、論述はやグラフの描出問題の頻度が高いことなどが特徴です。

基本的な知識はもちろん、思考過程も問われることがあるので、ただ暗記していくのではなく「理解」を目指す勉強をお勧めします。

医学部再受験の場合は『化学重要問題集』(数研出版)を何周もして、わからない問題がなくなるまで繰り返して勉強することが必要です。

【生物】

福井大学の生物は大問3題。

難易度も標準的ですが、医学部らしく免疫系、消化器系、生殖系などと人体に関係ある分野の問題が多く出題されます。

医学部再受験生の中でも一から生物を学ぶ場合は、『大森徹の最強講義』で全範囲を満遍なく勉強する方法がおすすめ。

すでに生物を勉強している医学部再受験の場合は、『重要問題集』などで特に人体関連の問題はわからないことがなくなるまで勉強すると良いでしょう。

面接

福井大学の面接では、「人間性、自主性、思考力、表現力、責任感など医学科学生としての適正、能力を評価する」と公式に謳われています。

医学部再受験生は、「なぜ今医学部なのか」「なぜ現役じゃないのか」など、医学部再受験特有の面接の質問に答えられるようにすることはもちろん、社会問題などに対しても自身の意見を明確に伝えられるように練習しましょう。

面接の練習は、予備校の先生や友人などなるべく複数人にお願いするとより良いものになります。

一般入試の試験結果【最新2021年度分掲載】

一般入試の試験結果【最新2021年度分掲載】

福井大学医学部の一般入試は前期試験と後期試験を実施。

また、一般入試の他に学校推薦型入試Ⅱとして、全国枠・地域枠・福井健康推進枠が設けられていますが、1浪までと制限があるため医学部再受験では受験資格がありません。

学士編入試験についても、福井大学は毎年5名の定員を設けていますが、今回は医学部再受験の一般入試にとどめて、まとめて解説します。

福井大学一般前期入試 過去の志願者倍率

年度 2021 2020 2019 2018 2017
定員 55 55 55 55 55
志願者数 193 261 219 223 346
受験者数 158 219 183 184 229
総合格者数 56 55 58 58 56
倍率 2.82 3.98 3.16 3.17 4.09

なお、ここでは倍率=受験者数/総合格者数として、実質倍率(競争率)で算出しています。

例年3-4倍で推移しており、国公立医学部前期入試の倍率としては福井大学はやや低めと言えます。

なお、2021年度受験では大きく志願者数が減少しており、2022年度狙い目の大学でもあります。

福井大学一般前期入試 2022年度の試験科目と配点

試験 数学 理科 英語 国語  地歴・公民 面接 総合点
共通テスト
(旧センター試験)
200 200 200 200 100 - 900
2次試験 200 200 200 - - 100 700
合計 400 400 400 200 100 100 1600

地歴・公民は、世B・日B・地B・倫政経から1科目。

理科は共通テスト・二次試験ともに指定なし。

共通テスト:二次試験=56.3%:43.8%

となっており、福井大学前期入試は共通テスト重視型の配点となっています。

医学部再受験生はこれを踏まえ、基礎知識の徹底と共通テスト対策に少し重きを置くと良いでしょう。

福井大学一般後期入試 過去の志願者倍率

年度 2021 2020 2019 2018 2017
定員 25 25 25 25 25
志願者数 320 393 252 466 266
受験者数 87 41 48 80 107
総合格者数 28 25 25 26 26
倍率 3.11 1.64 1.92 3.08 4.12

なお、ここでは倍率=受験者数/総合格者数として、実質倍率(競争率)で算出しています。

このように実質倍率で見比べると、後期試験とはいえ医学部入試では珍しい2倍を切る倍率の年度もあったことがわかります。

二段階選抜があるなど、ハードルはそれなりにありますが、医学部再受験生としてはぜひ後期試験の出願校候補に福井大学を入れておくべきです。

なお、2021年度後期入試では、前期入試と対して実質倍率が上がってしまっているのがわかります。

福井大学一般後期入試 2022年度の試験科目と配点

試験 数学 理科 英語 国語  地歴
公民
面接 小論文 総合点
共通テスト 100 100 100 100 50 - - 450
2次試験 - - - - - 120 100 220
合計 100 100 100 100 50 120 100 670

地歴・公民は、世B・日B・地B・倫政経から1科目。

理科は指定なし。

小論文は、和文・英文のいずれかまたは両方で出題。理解力、論理の構成力、文章表現力などを評価。

共通テスト:二次試験=67.2%:32.8%

となっており、福井大学後期入試も大きく共通テスト重視型の配点となっています。

国公立大学の出願は共通テスト後にあるため、自己採点で点数が振わなかった医学部再受験生は、二次試験重視型の大学に変更するといいでしょう。

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