大阪大学医学部

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大阪大学の医学部再受験寛容度を入学状況から分析。

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大阪大学

大阪大学、通称阪大は、1931年に設立された日本の国立大学の一つです。

全国でも屈指の総合大学として、医学部もその一角を占めています。

大阪大学医学部は、設立当初から「知の創造、継承及び実践」を理念に掲げ、数多くの医学研究の成果を世に送り出してきました。

大阪大学は現在でもその勢いは衰えるところを知らず、世界的な医学研究者や医師を多数輩出している大学です。

医学部受験を目指す受験生の中でも、大阪大学医学部を目指す人は多く、競争率は非常に高くなっています。

本記事では、そんな大阪大学医学部を目指す受験生に向けて、概要や募集要項など受験に関する情報や対策について解説します。

特に、医学部際受験生に向けて、大阪大学医学部が医学部再受験生に寛容なのかどうかという点についても紹介していきますので、大阪大学医学部を志望している医学部際受験生は是非この記事を参考にしてください。

大阪大学医学部医学科の概要

大阪大学医学部医学科の概要

大阪大学医学部の特徴・強み

まず、大阪大学の特徴として、研究分野ついて紹介します。

大阪大学では、再生医療の研究が盛んであり、最先端の技術に触れる事ができます。

その一例として、山中教授によるiPS細胞を用いた心筋再生治療の実用化研究というものがあります。

このように最先端の再生医療に興味がある受験生にとっては非常に魅力的なのではないでしょうか。

カリキュラム

1年次

大阪大学1年次は、一般教養科目であったり、基礎医学といった授業を履修します。

基礎医学の授業が始まる前に、基礎医学体験実習というものがあり、馴染みのない医学も拒否感なく学ぶ事ができます。

また、1年次の段階で早期臨床体験実習や医学序説であったりといった授業を履修することで、医療に関わる人間としてどのように勉強していくべきなのかという自覚が生まれます。

2年次

2年次では吹田キャンパスに移り、1年次から引き続く基礎医学の学習を行います。

基礎医学としては、分子細胞生物学や生化学などの医学の基礎となるような科目を学ぶことで、これから先に待ち受ける医学知識の土台を作っていきます。

また、この二年次から医学英語の授業が始まります。

グローバル化が進む日本において、英語を話す事ができるということは大きなアドバンテージになりうるので、国際社会で活躍することのできる人材が育成されます。

3年次

3年次では引き続き基礎医学を学びつつ、基礎医学配属といったカリキュラムがあります。

ここでは、自分で基礎医学の研究室を選び、3ヶ月間、自主的に研究を行います。

実験の計画等研究者の仕事を垣間見ることで将来の選択肢として医学研究があることを学ぶ事ができます。

後期からは、臨床医学が始まります。

これまで学んだ基礎医学の知識を活かしつつ、臨床的な側面から医学を見る訓練をしていきます。

4年次

4年次は3年次から引き続いて臓器別に臨床医学を学びます。

そして、秋からは臨床導入実習が始まります。

ここでは、臨床実習の準備段階として実習を行います。

4年次には、CBT/OSCEという試験を受験することになり、合格することで実習への参加権を得る事ができます。

5年次

4年次の後半から引き続いて、大学5年次では臨床実習を行います。

ここでは、直接患者さんと会話することや医師の仕事の一端を担うことで、医療者としての自覚がさらに芽生えることになります。

6年次

6年次では、前半の三ヶ月間に選択実習期間が設けられており、学生の意志によって自分の興味のある分野での実習をする事ができます。

そして、6年次の最後には医師国家試験を受験し合格すると晴れて医師になる事ができます。

概要情報

ここでは、大阪大学医学部医学科の概要情報について簡単にまとめておきたいと思います。

キャンパス ■豊中キャンパス(1・2年次前期) ■吹田キャンパス(2年後期~6年次)
住所 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
男女比率 男47 : 女53(保健学科含む新入生男女比率)
医学科公式HP https://www.med.osaka-u.ac.jp/introduction

大阪大学医学部再受験生の寛容度

大阪大学医学部再受験生の寛容度

結論から言いますと、大阪大学は医学部再受験生にはあまりおすすめできないと言えます。

なぜ、大阪大学が医学部再受験生におすすめできないかということについては下記で詳しく解説していきます。

まずは毎年の大阪大学の医学部入学試験の年齢別合格者の内訳をご覧ください。

下のすべての数字は、各年齢の合格者数を表しており、単位は人となっています。

年度 性別 18歳 19歳 20歳 21歳 22~29歳 30~34歳 35~39歳
2022 男性 43 26 5 1 2 1 0
女性 17 8 0 0 0 0 0
2021 男性 49 27 6 0 1 0 0
女性 12 5 0 0 0 0 0
2020 男性 41 36 4 1 1 0 0
女性 9 7 1 0 0 0 0

18歳は現役生、19〜21歳は浪人生、22歳以上の受験生の多くは再受験生であるということを念頭において、上の年齢別の大阪大学の合格率データを見ていきましょう。

大阪大学医学部では、22歳以上の医学部再受験生の割合がここ3年で最も多い2022年度でさえ3人、2021,2022年度ではなんとたった1人となっています。

従って、再受験生が合格を勝ち取ることは非常に難しいと言えるでしょう。

医学部再受験生に寛容な大学ではもっと多くの人数が合格しているので、よほど大阪大学医学部にこだわりがないのであれば他の医学部を受験することを勧めます。

もちろん、毎年22歳以上の合格者が必ず一人は出ているというポジティブな見方をすることもできますから、大学医学部再受験生の合格者が0人というわけではないですから、大阪大学の医学部でどうしてもやりたい事があるという場合は挑戦して見る価値はあるでしょう。

医学部再受験生が阪大合格に必要な勉強・対策法

医学部再受験生が阪大合格に必要な勉強・対策法

大阪大学医学部入試に合格するために、共通テストの勉強方針及び個別学力試験の各科目の対策方針について、簡単に解説します。

共通テスト

後にも解説しますが、大阪大学医学部の共通テストの配点は25%となっています。

従って、ある程度最低限の点数を取る事ができていれば、共通テストで失敗したとしても個別学力試験で十分挽回をする事が可能です。

大阪大学医学部の合格する場合には、最低限のラインとして共通テストで90%を確保できるようにしておくと良いでしょう。

共通テストの勉強に時間をかけすぎず、ある程度でとどめて二次試験の勉強をするのが得策と言えます。

英語

英語ではまず単語と熟語、文法を完璧にしておかないと手も足も出ないということになるので、単語帳や熟語帳を一冊完璧にして、教科書レベルの文法は一通り説明できるレベルに持っていきます。

英語が苦手な場合は、英語に対する拒否感をなくすためにも毎日英語教材を聴いてリスニングを兼ねつつ英語に慣れていく事が非常に効果的です。

英語は学習する事で必ず結果の出る科目ですから、得点源にできると良いです。

数学

大阪大学の数学の試験問題は非常に難易度が高いです。

従って基礎的な数学知識を完全に習得し、その応用を理解することが求められます。

数学の教科書レベルの内容を完全に押さえてその上で、計算能力を高めるために定期的に演習問題を解くことが数学では重要です。

また、数学は暗記ではなく、理解することが大切な科目の一つなので、公式や定理をただ漫然と暗記するだけではなく、その導出であったり意味を理解することも忘れずに行いましょう。

理科二科目

生物

生物は暗記と理解の両面が求められる科目です。

ある程度の知識を教科書の通読で獲得したのちに、問題集や過去問で思考力を鍛えていく必要があります。

過去問を解くことで、傾向を掴み頻出の分野については周辺知識まで理解しましょう。

物理

物理は、数学と同様に暗記力ではなく根本の現象の理解が求められます。

従って、教科書や問題集・過去問に出てくるような現象についてしっかりと理解した上で問題に臨むことで本番の試験で初見の問題が出ても臨機応変に対応する事ができます。

化学

化学は先ほどの物理とは異なり、暗記という要素が非常に強い科目です。

暗記していないと考えても答えがわからないという問題が多々ありますから、問題集や過去問などとにかく量をこなして自分の中の知識のストックを増やして試験に対応できるようにしていきましょう。

最新の入試結果

最新の入試結果

受験関連情報

一般選抜入試の2022年度の結果を見る前に、まずは大阪大学医学部医学科の前期試験入試の受験科目関連情報を見ていきましょう。

令和5年度・2023年度の募集要項を参考にしています。

大阪大学は国立大学であるため、入試は大学での試験に加えて、国公立大学では必須となる共通テストが課されているということに注意しましょう。

  • ※なお、入試形式は変更する可能性もあるので、日程や方法、推薦の有無など入試最新の情報は逐一大学の発表するサイトにアクセスして確認してください。
  • ※大阪大学医学科の募集要項に関しては、オンライン上のみではなく、郵便や窓口に取りに行くことでも入手する事ができます。

共通テスト【5教科7科目(500点満点)】

科目 配点
【国語】
国語
100
【地歴】
世界史B·日本史B·地理B
100
【公民】
倫理、政経
100
【数学】
数IA必須、数IIB 計2科目
100
【理科】
物・化・生から2科目
100
【外国語】
英(リスニングを含む)
100(25)
  • ※【地歴】【地歴】の中から一つ選択
  • ※理科は、基礎科目の選択不可

個別学力試験3教科(1500点満点)

個別(2次)配点比率:75%です。

【数学】
数l・数A・数Il・数B(数列・ベクトル)・数III
500
【理科】
「物基・物」、「化基・化」、「生基・生」から2つ
500
【外国語】
コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II
500
【面接】
個人面接
-

面接試験は、個人面接(10 分程度)によって、人間性・創造性豊かな医師及び医学研究者となるにふさわしい適性を計り、一般的態度、思考の柔軟性及び発言内容の論理性等を評価します。複数の面接員による評価を参考にして、場合によっては、複数回の面接をする ことがあります。なお、面接の結果によって、医師及び医学研究者になる適性に欠ける と判断された場合は、筆記試験の得点に関わらず不合格とします。

令和四年度入試結果

それでは最後に、大阪大学医学部医学科の最新の入試結果についてみていきましょう。

参考元として、大阪大学医学部のホームページの情報を用いています。

参考元URL:https://www.osaka-u.ac.jp/ja/admissions/faculty/general/testpast

入学定員 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数
(男性)
合格者数
(女性)
100人 95人 260人 238人 76人 23人

以上が令和四年度の大阪大学医学部医学科の入試結果となります。

合格者総数99人のうち、役25%、すなわち4分の1に相当する23人が女性の合格者となっています。

また、受験者数238人に対して合格者が99人となっているため、入試倍率は約2.4倍ということになります。

これを高いとみるか低いとみるかということはそれぞれの受験生によるかとは思いますが、一般的にこの倍率は低い数字と見る事が多いでしょう。

ただし、倍率が低いからといって油断してはいけません。

そもそも大阪大学医学部を志望して受験する受験生は、非常に高い水準の学力レベルに達している事が予想されます。

従って、この99人という枠を勝ち取るためにハイレベルな段階な争いが繰り広げられることは間違いありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

大阪大学医学部について、特徴や再受験生に対する寛容度、最新の入試結果についてみてきました。

大阪大学は入試難易度が非常に高く、また医学部際受験生の合格者数が非常に少ないため、医学部際受験生には大阪大学はおすすめの大学とは言えません。

前述の通り大阪大学によほどこだわる理由がないのであれば、医学部再受験生は大阪大学ではなく他の医学部歳受験生に寛容な医学部設置大学を選ぶのが賢明でしょう。

このように、志望大学によって年齢別の合格者の傾向が大きく異なってきますから、自分の志望している大学がどのような合格者を出しているのかを確認することは非常に重要です。

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