国公立・私立の医学部を偏差値・学費・国家試験合格率で比較解説

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医学部受験ブームがさらにヒートアップ!

医学部受験ブームがさらにヒートアップ!

近年の日本は昔と比べて不景気続きで、先通しの見えない世の中となっています。

こうした不景気にも安定した高収入が見込めるということで、2022年度現在「医師」という職業が注目を集めています。

そうした理由で医学部受験の人気は現役・浪人問わずヒートアップしてきていますが、医学部を選ぶ際に気を付けておく重要な点がいくつかあるので、下の大学一覧とともにここで紹介していこうと思います。

医学部を選ぶ際に気を付けるべきこと

医学部を選ぶ際に気を付けるべきこと

医学部を目指すとなっても全国には複数の大学に医学部が設置してあり、志望校で悩む受験生は多いと思います。

もちろん実家から通える距離にある、研究に力を入れているなどといった理由で選ぶことが多いと思いますが、とりあえず「安易に志望大学を決める」ことはやめましょう。

ここでは医学部を選ぶ際に気を付けるべき点を3つに分けて紹介していこうと思います。

模試の偏差値

やはり全受験生にとって肝となるのが偏差値でしょう。

河合塾と駿台ベネッセ、東進などの偏差値が中心になりますが、より幅広い河合塾の偏差値を重視するといいでしょう。

いくら自分にとって魅力的な大学であっても、自分の模試偏差値と志望医学部の偏差値が大きく乖離している場合では合格可能性は低くなってしまいます。

もちろん自分の偏差値よりも高い偏差値の医学部を目指すことでモチベーションアップにつながることは多いですが、それもあくまで夏前までです。

夏以降は自分の偏差値をもとに、偏差値一覧から「合格できる医学部」を目指すことが医学部合格の可能性を上げてくれます。

どうしても東大をはじめとした偏差値ランキング上位の旧帝医学部に合格したいといって何年も浪人を続けてしまう受験生がいますが、あくまでも目標は医者になることであり、優先すべきは医学部に入ることであることをはき違えないようにすべきです。

医学部を選ぶうえで最も大事な要素の一つとして、「自分の偏差値に合った大学を選ぶ」ことが挙げられます。

6年間の学費

国公立医学部と私立医学部では6年間の学費におおよそ2000万円以上の差があります。

したがって一般家庭出身の学生の場合は、どうしても国公立医学部にこだわることも多いでしょう。

実際国公立医学部に合格できるように勉強すべきですし、志望校を選ぶという点では学費の低い国公立医学部を第一に考えるといいと思います。

しかし、だからといって私立医学部を視野に入れないのは間違っています。

私立医学部は確かに高額な学費が要求されますが、多くの大学では奨学金制度を充実させることで、一般家庭でも通うことができるようになっています。

また、防衛医科大学校や自治医科大学、産業医科大学などは卒業後9-12年間の進路で条件を満たすことで学費を全額免除または大幅減免といった措置を行ってくれます。

自分の進路は制限されてはしまいますがあくまで卒後10年程度、指定された病院で働くだけで経済的負担がほとんどなくなると思えばかなりいい条件だと思います。

一部の学生は私立医学部を全く視野に入れないことで医学部にいつまでたっても入学できない人もいますので、国公立を第一に考えるのは良いですが私立医学部を候補に入れて少しでも医学部合格の可能性を上げるべきだと思います。

医師国家試験合格率

医学部に合格したからといって医師にすぐになれるわけではありません。

医学部に合格してから数多の試験をくぐり抜けて、最後に医師国家試験を合格して初めて医師になれます。

したがってその大学の医師国家試験合格率は、ある意味一番考慮に入れるべき要素かもしれません。

ここで大事なのは、大学受験での偏差値が高いからといって、その大学の医師国家試験合格率が必ずしも高くはないということです。

あくまでその大学のカリキュラムや学習環境の充実度によるものなので、入試の偏差値とはまったく関係はありません。

だからこそ医学部を選ぶ際に偏差値ランキング上位の医学部にこだわることは無意味なのです。

また、単に1年だけの国試合格率だけを見るのではなく、合格率の推移を見て常に合格率ランキング順位の上位の大学を目指すといいでしょう。

最新の全医学部の河合塾偏差値・学費・国試合格率

最新の全医学部の河合塾偏差値・学費・国試合格率

掲載データは河合塾の2022年度医学部受験偏差値(前期)、各大学の2022年度募集要項、厚生労働省の2021年度医師国家試験合格率データをもとに作成しました。

大学名 区分 偏差値 6年学費 国試
合格率
旭川医科大学 国立 62.5 3,496,800 89.6%
北海道大学 国立 65 3,496,800 95%
札幌医科大学 公立 60 3,496,800 94.5%
弘前大学 国立 65 3,496,800 91.1%
秋田大学 国立 60 3,496,800 97.7%
岩手医科大学 私立 62.5 35,286,000 89.6%
山形大学 国立 60 3,496,800 89.3%
東北大学 国立 67.5 3,496,800 96.2%
東北医科薬科大学 私立 65 34,007,800 データなし
福島県立医科大学 公立 62.5 3,496,800 91.5%
群馬大学 国立 65 3,496,800 90.1%
自治医科大学 私立 67.5 22,600,000 ※1 100%
獨協医科大学 私立 62.5 37,300,000 94.4%
筑波大学 国立 65 3,496,800 97.2%
防衛医科大学校 準大学 67.5 0 97.5%
埼玉医科大学 私立 62.5 39,570,000 94.6%
千葉大学 国立 67.5 4,139,760 94.8%
国際医療福祉大学 私立 65 19,190,000 データなし
東京大学 国立 72.5 3,496,800 91.1%
東京医科歯科大学 国立 70 4,139,760 99%
慶應義塾大学 私立 72.5 22,059,600 95.7%
東京慈恵会医科大学 私立 70 22,810,000 95.2%
日本医科大学 私立 70 22,297,800 94.5%
順天堂大学 私立 70 20,800,000 96.2%
東京医科大学 私立 67.5 29,833,800 95.1%
日本大学 私立 67.5 33,100,000 86.8%
東邦大学 私立 67.5 26,297,800 93.6%
昭和大学 私立 67.5 28,172,000 93.8%
帝京大学 私立 65 39,380,140 80%
杏林大学 私立 65 37,590,700 93.6%
東京女子医科大学 私立 62.5 46,216,000 90.6%
横浜市立大学 公立 67.5 3,496,800 94.9%
聖マリアンナ医科大学 私立 62.5 34,732,000 95.8%
東海大学 私立 67.5 35,306,200 87.6%
北里大学 私立 62.5 39,528,000 95.9%
新潟大学 国立 65 3,496,800 87.8%
富山大学 国立 62.5 3,496,800 95.5%
金沢大学 国立 65 3,496,800 91.6%
金沢医科大学 私立 67.5 40,543,000 82.2%
福井大学 国立 62.5 3,496,800 92.6%
山梨大学 国立 70 3,496,800 90.7%
信州大学 国立 65 3,496,800 96.8%
岐阜大学 国立 62.5 3,496,800 96%
浜松医科大学 国立 62.5 3,496,800 96.7%
名古屋大学 国立 67.5 3,496,800 95.9%
名古屋市立大学 公立 65 3,496,800 97.1%
藤田医科大学 私立 65 30,526,000 96.4%
愛知医科大学 私立 65 34,350,000 94.3%
三重大学 国立 65 3,496,800 91.2%
滋賀医科大学 国立 65 3,496,800 90.1%
京都大学 国立 72.5 3,496,800 89.7%
京都府立医科大学 公立 65 3,496,800 93.3%
奈良県立医科大学 公立 65 3,496,800 89.7%
和歌山県立医科大学 公立 62.5 3,496,800 93.9%
大阪大学 国立 70 3,496,800 90.7%
大阪公立大学 公立 65 3,496,800 92.5%
関西医科大学 私立 67.5 21,000,000 88.8%
大阪医科薬科大学 私立 67.5 28,410,000 85.6%
近畿大学 私立 65 35,827,000 87.3%
神戸大学 国立 65 3,496,800 93.7%
兵庫医科大学 私立 62.5 37,600,000 93.3%
岡山大学 国立 67.5 3,496,800 92.7%
川崎医科大学 私立 60 47,365,000 85.8%
広島大学 国立 65 3,496,800 86.3%
島根大学 国立 65 3,496,800 89.2%
鳥取大学 国立 62.5 3,496,800 83.9%
山口大学 国立 65 3,496,800 93.7%
香川大学 国立 60 3,496,800 94.3%
徳島大学 国立 60 3,496,800 93.8%
高知大学 国立 62.5 3,496,800 90.4%
愛媛大学 国立 65 3,496,800 90.1%
九州大学 国立 67.5 3,496,800 87.6%
産業医科大学 私立 67.5 30,490,000 ※2 96.6%
福岡大学 私立 65 37,738,260 88.1%
久留米大学 私立 65 36,378,000 77.8%
佐賀大学 国立 62.5 3,496,800 94.7%
長崎大学 国立 65 3,496,800 92%
熊本大学 国立 62.5 3,496,800 92.6%
大分大学 国立 62.5 3,496,800 91.5%
宮崎大学 国立 62.5 3,496,800 94.4%
鹿児島大学 国立 62.5 3,496,800 92.5%
琉球大学 国立 62.5 3,496,800 95.5%

※1 自治医科大学の学費は、卒後9-12年間、指定された地方の病院での勤務を条件に0円となる。

※2 産業医科大学の学費は、卒後9-12年間、指定された企業の産業医として、または指定された病院での勤務を条件に約11,300,000円まで減免される。

表の情報をもとにした大学の選び方

表の情報をもとにした大学の選び方

先ほどの一覧をもとに、大学の選び方を考えてみます。

まず河合塾の偏差値についてですが、さすが医学部ということもあり偏差値最下位の大学でも60はあります。

逆にやはり旧帝大ともなるとどの大学も65は越してくるため、狙うとなるとさらに自分の偏差値を上げる必要があります。

したがってまずは偏差値60を超すことを目標に勉強し、その上で自分の偏差値にプラスマイナス2.5までのレンジで志望大学を考えるといいでしょう。

また学費については国公立は千葉大学と東京医科歯科大学を除き一律で、この2大学についてもせいぜい400万程度のため、やはり第一に考えるとなると国公立医学部を狙った方がいいでしょう。

そのうえで私立医学部の中でも学費の差は激しく、条件付きで自治医科大学は0円で、それに対して川崎医科大学はなんと4500万円を越えてきます。

とはいえ奨学金などを利用するという手もあるため、まずは自分に合格できそうな私立医学部を偏差値をもとに探してみましょう。

そして最後に国試合格率ですが、一覧の中のランキングでいえば自治医科大学、東京医科歯科大学、秋田大学がトップ3です。

東京医科歯科大学は偏差値70と手が届きにくいですが、自治医科大学は学費が無料、秋田大学は偏差値60と比較的手が届きやすいのでおすすめといえるでしょう。

このように医学部を選ぶ際は偏差値・学費・国試合格率に注目するといいでしょう。

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