国公立・私立大学医学部を各ランキングで解説

医学部再受験情報ナビ※再受験で医学部合格を目指すための情報サイト

国公立および私立大学の医学部医学科は偏差値から学費、倍率、国家試験合格率など様々なテーマでランキング化。

医学部再受験TOP >  再受験生も役に立つ?国公立・私立医学部を各種ランキングで徹底分析

医学部医学科をランキングで徹底比較

再受験生も役に立つ?国公立・私立医学部を各種ランキングで徹底分析【2021年】

日本には都道府県各地に医学部が設置されており、国公立50大学、私立31大学、そして準大学1大学の合計82大学があります。

今回は全国にある医学部を様々なランキングでまとめて紹介していきます。

進路・志望校選びに参考にある情報もあると思うので、医学部再受験生の方も参考にしてみて下さい。

医学部の偏差値・難易度一覧【2022年度】

医学部の偏差値・難易度一覧

国公立大学医学部ランキング【前期日程】

順位 大学名 偏差値
1 東京大学 75.2
2 京都大学 73.2
3 大阪大学 73.1
4 東京医科歯科大学 72.5
5 名古屋大学 71.4
6 大阪公立大学 70.5
7 横浜市立大学 70.3
8 神戸大学 70.2
9 九州大学 69.9
9 千葉大学 69.9
11 東北大学 69.8
11 京都府立医科大学 69.8
13 和歌山県立医科大学 68.9
14 岡山大学 68.5
14 新潟大学 68.5
16 名古屋市立大学 68.3
16 奈良県立医科大学 68.3
18 北海道大学 68.2
18 筑波大学 68.2
18 三重大学 68.2
21 金沢大学 67.8
21 広島大学 67.8
21 長崎大学 67.8
24 信州大学 67.3
24 香川大学 67.3
26 山口大学 67
27 徳島大学 66.9
28 富山大学 66.8
29 熊本大学 66.6
30 福井大学 66.4
30 岐阜大学 66.4
30 愛媛大学 66.4
33 鹿児島大学 66.3
34 弘前大学 66.2
35 群馬大学 66.1
36 山形大学 65.9
37 滋賀医科大学 65.8
37 鳥取大学 65.8
37 琉球大学 65.8
40 福島県立医科大学 65.7
41 秋田大学 65.6
41 大分大学 65.6
43 高知大学 65
43 島根大学 65
43 佐賀大学 65
46 札幌医科大学 64.5
46 浜松医科大学 64.5
48 宮崎大学 64.2
49 旭川医科大学 63.4

国公立大学医学部の場合は旧帝大や旧医科大など歴史ある医学部は序列が高く、偏差値も高くなる傾向があります。

ランキングを見ても分かるように旧帝大医学部が上位を独占している状態です。

序列が上だと研究力や臨床実績の豊富さだけでなく、関連病院・医療センターや出身教授の人数が多くことから、医療界への影響力が高いことも特徴です。

しかし、マッチング制度がスタートし、医局制度の影響力が薄まりつつあることから、最近は都市部にキャンパスをもつ医学部の人気が高まっています。

私立大学医学部ランキング【一般入試】

順位 大学名 偏差値
1 慶應義塾大学 74
2 東京慈恵会医科大学 67
3 日本医科大学 66
3 防衛医科大学校 66
5 順天堂大学 65
5 大阪医科薬科大学 65
7 自治医科大学 63
7 昭和大学 63
9 関西医科大学 62
10 近畿大学 61
10 産業医科大学 61
12 国際医療福祉大学 60
12 東邦大学 60
12 東京医科大学 60
12 日本大学 60
16 杏林大学 59
16 愛知医科大学 59
16 北里大学 59
19 帝京大学 58
19 東京女子医科大学 58
19 藤田医科大学 58
19 東海大学 58
19 兵庫医科大学 58
24 聖マリアンナ医科大学 57
24 久留米大学 57
26 東北医科薬科大学 56
26 岩手医科大学 56
26 金沢医科大学 56
26 福岡大学 56
30 獨協医科大学 55
30 埼玉医科大学 55
32 川崎医科大学 54

私立大学医学部はランキングを見ても分かるように学費の安い大学ほど偏差値が高く合格が難しい傾向にあります。

国際医療福祉大学は学費が私立最安値であるため、日本で最も新しい医学部にもかかわらず、難易度は中堅レベルと健闘しています。

私立大学医学部の学費ランキング【2022年度】

私立大学医学部の学費ランキング【2021年度】
順位 大学名 学費(万円)
1 国際医療福祉大学 1850
2 順天堂大学 2080
3 日本医科大学 2200
4 慶応義塾大学 2204
5 東京慈恵会医科大学 2250
6 自治医科大学 2300
7 東邦大学 2580
8 昭和大学 2700
9 関西医科大学 2770
10 東京医科大学 2940
11 藤田医科大学 2980
12 産業医科大学 3049
13 大阪医科薬科大学 3141
14 日本大学 3310
15 岩手医科大学 3400
15 東北医科薬科大学 3400
17 愛知医科大学 3420
18 聖マリアンナ医科大学 3440
19 東海大学 3500
20 近畿大学 3582
21 久留米大学 3620
22 獨協医科大学 3660
23 兵庫医科大学 3700
23 埼玉医科大学 3700
23 杏林大学 3700
26 福岡大学 3760
27 北里大学 3890
28 帝京大学 3938
29 金沢医科大学 3950
30 川崎医科大学 4550
31 東京女子医科大学 4621

私立大学医学部は学費の高いイメージですが、1位の国際医療福祉大学は1850万円と、年間300万円の学費ならサラリーマン家庭でも目指せる人が出てくる金額です。

なお、国際医療福祉大学は医学部再受験生にも寛容的だと評判で、22歳以上でも合格が目指せます。

いっぽう、学費の最も高い大学は東京女子医科大学で、川崎医科大学と並び4000万円を超える金額となっています。

非常に高額な学費なので、目指せる受験生は限られており、その分学費の高い医学部は競争倍率が下がり穴場となりやすいです。

志願者倍率ランキング【2021年度】

志願者倍率ランキング

国公立大学医学部(前期日程)

順位 大学 募集人員 志願者 倍率
1 愛媛大学 55 531 9.7
2 岐阜大学 37 357 9.6
3 旭川医科大学 40 279 7
3 奈良県立医科大学 22 153 7
5 島根大学 55 363 6.6
6 福島県立医科大学 50 310 6.2
6 鳥取大学 58 358 6.2
8 宮崎大学 50 296 5.9
9 山口大学 55 306 5.6
9 長崎大学 76 422 5.6
11 広島大学 90 495 5.5
12 三重大学 75 401 5.3
13 信州大学 95 476 5
14 高知大学 60 294 4.9
15 香川大学 79 382 4.8
15 佐賀大学 50 242 4.8
17 浜松医科大学 64 292 4.6
18 琉球大学 70 314 4.5
19 秋田大学 55 244 4.4
20 千葉大学 82 331 4
20 東京大学 97 385 4
20 東京医科歯科大学 79 316 4
23 新潟大学 80 307 3.8
23 金沢大学 84 320 3.8
23 名古屋大学 90 345 3.8
26 横浜市立大学 70 260 3.7
26 札幌医科大学 75 274 3.7
26 岡山大学 98 359 3.7
26 熊本大学 90 332 3.7
30 筑波大学 44 158 3.6
30 富山大学 60 214 3.6
30 滋賀医科大学 55 197 3.6
30 鹿児島大学 69 249 3.6
34 福井大学 55 193 3.5
34 名古屋市立大学 60 208 3.5
36 弘前大学 50 168 3.4
37 北海道大学 101 338 3.3
37 山形大学 65 214 3.3
37 徳島大学 64 212 3.3
40 東北大学 77 243 3.2
41 京都大学 102 299 2.9
41 和歌山県立医科大学 64 187 2.9
43 京都府立医科大学 100 277 2.8
43 大阪市立大学 80 225 2.8
43 神戸大学 92 261 2.8
46 大分大学 65 178 2.7
47 群馬大学 65 164 2.5
47 大阪大学 95 233 2.5
47 九州大学 110 276 2.5

志願者倍率は年度によって大きく異なるため、注意しましょう。

特に去年倍率が高い医学部は受験生敬遠するため、今年は倍率が下がることがあります。

また、逆のケースもよくあります。

したがって、医学部の倍率ランキングはあくまで目安として参考にする程度で良いでしょう。

合格できる偏差値・学力があれば、倍率が多少高くてもその医学部に合格できる可能性は高くなります。

学費は高いが【帝京大学】【近畿大学】は再受験生にもおすすめ

学費ランキングを見ても分かるように帝京大学と私立大学の学費は6年間学費総額は3500万円を超えています。

したがって、高額な学費の医学部に該当し、難易度は下がる傾向に。

実際、偏差値ランキングでも帝京大学は偏差値61、近畿大学は偏差値62.5です。

近畿大学は関西では私立大学が少ないこともあって、志願者倍率が高く難易度も若干上がりますが、両大学は年齢的に寛容な医学部として有名。

医学部再受験生にとっては受験しておくことをおすすめしたい大学となります。

受験生も知っておきたい医師国家試験合格率ランキング【2022年度】

医師国家試験合格率ランキング
順位 大学 区分 受験者 合格者 合格率
1 自治医科大学 私立 125 125 100.00%
2 筑波大学 国公立 145 144 99.31%
3 浜松医科大学 国公立 121 120 99.17%
4 三重大学 国公立 113 112 99.12%
5 慶応義塾大学 私立 109 108 99.08%
6 群馬大学 国公立 108 107 99.07%
7 名古屋市立大学 国公立 99 98 98.99%
8 大阪公立大学 国公立 83 82 98.80%
9 横浜市立大学 国公立 74 73 98.65%
10 秋田大学 国公立 118 116 98.31%
10 近畿大学 私立 118 116 98.31%
12 広島大学 国公立 117 115 98.29%
13 昭和大学 私立 109 107 98.17%
14 東京慈恵会医科大学 私立 108 106 98.15%
15 大阪大学 国公立 107 105 98.13%
16 関西医科大学 私立 100 98 98.00%
17 帝京大学 私立 136 133 97.79%
18 順天堂大学 私立 134 131 97.76%
19 福岡大学 私立 86 84 97.67%
20 東京医科大学 私立 120 117 97.50%
21 千葉大学 国公立 117 114 97.44%
22 東京医科歯科大学 国公立 113 110 97.35%
23 名古屋大学 国公立 112 109 97.32%
24 大阪医科大学 私立 111 108 97.30%
25 大分大学 国公立 110 107 97.27%
26 東北大学 国公立 145 141 97.24%
27 福井大学 国公立 107 104 97.20%
28 佐賀大学 国公立 103 100 97.09%
29 新潟大学 国公立 133 129 96.99%
30 和歌山県立医科大学 国公立 98 95 96.94%
31 東北医科薬科大学 私立 93 90 96.77%
32 藤田医科大学 私立 113 109 96.46%
33 兵庫医科大学 私立 108 104 96.30%
34 信州大学 国公立 129 124 96.12%
34 島根大学 国公立 129 124 96.12%
36 岩手医科大学 私立 128 123 96.09%
37 熊本大学 国公立 102 98 96.08%
38 北里大学 私立 123 118 95.93%
39 愛媛大学 国公立 116 111 95.69%
40 山梨大学 国公立 114 109 95.61%
41 日本医科大学 私立 113 108 95.58%
42 九州大学 国公立 112 107 95.54%
42 奈良県立医科大学 国公立 112 107 95.54%
44 山口大学 国公立 107 102 95.33%
45 日本大学 私立 105 100 95.24%
46 北海道大学 国公立 102 97 95.10%
47 旭川医科大学 国公立 122 116 95.08%
47 神戸大学 国公立 122 116 95.08%
49 徳島大学 国公立 121 115 95.04%
50 長崎大学 国公立 119 113 94.96%
51 防衛医科大学校 準大学 75 71 94.67%
52 獨協医科大学 私立 131 124 94.66%
53 岐阜大学 国公立 111 105 94.59%
54 京都大学 国公立 110 104 94.55%
55 岡山大学 国公立 122 115 94.26%
56 富山大学 国公立 103 97 94.17%
57 産業医科大学 私立 120 113 94.17%
58 東邦大学 私立 119 112 94.12%
58 愛知医科大学 私立 102 96 94.12%
60 宮崎大学 国公立 100 94 94.00%
60 杏林大学 私立 100 94 94.00%
60 川崎医科大学 私立 100 94 94.00%
63 福島県立医科大学 国公立 129 121 93.80%
64 京都府立医科大学 国公立 111 104 93.69%
65 琉球大学 国公立 110 103 93.64%
66 高知大学 国公立 109 102 93.58%
67 滋賀医科大学 国公立 120 112 93.33%
68 埼玉医科大学 私立 118 110 93.22%
69 東京大学 国公立 103 96 93.20%
70 鳥取大学 国公立 106 98 92.45%
71 香川大学 国公立 114 105 92.11%
72 東京女子医科大学 私立 113 104 92.04%
73 弘前大学 国公立 144 132 91.67%
74 聖マリアンナ医科大学 私立 118 108 91.53%
75 鹿児島大学 国公立 124 113 91.13%
76 金沢大学 国公立 111 101 90.99%
77 山形大学 国公立 129 117 90.70%
78 金沢医科大学 私立 104 94 90.38%
79 札幌医科大学 国公立 110 99 90.00%
80 東海大学 私立 119 102 85.71%
80 久留米大学 私立 105 90 85.71%

2022年度に実施された116回医師国家試験では、合格率91.7%でした。

自治医科大学がここ最近はずっと100%を達成しており、新卒合格率だけなら自治医科大学以外にも東京医科歯科大学や筑波大学並びに信州大学も達成しています。

医師として医療の世界で活躍するためには医師免許は必須であり、合格率が高い医学部に進学するほうが確実性は高ります。

ただし、偏差値が低いのに医師国家試験の合格率が高い医学部は要注意。

医師国家試験の合格率を高く維持するために進級判定を厳しくしている医学部もあり、多くの留年者が生じている大学もあるからです。

合格率ランキングを確認する際は、進級しやすさも頭に入れて確認することをおすすめします。

海外の医科大学と比較!QS World University Rankings

海外の医科大学と比較!QS World University Rankings

最後に日本の医学部は海外の医科大学と比較してどれくらいの位置づけなのか、世界大学ランキングの評価機関として有名なQS World University Rankingsの2021年データを参考に紹介していきたいと思います。

なお、QS世界大学ランキングは、「学術調査(40%)」「教員・学生比率(20%)」「論文被引用数(20%)」「雇用者の評判(10%)」「留学生比率(5%)」「外国人教員比率(5%)」の6つに指標でランキング化されています。

下記、QS世界大学ランキングは医学部(Medicine)に限定したランキングとなっています。

QS世界大学ランキング【Medicine】2022年

順位 大学名
1 ハーバード大学 アメリカ
2 オックスフォード大学 イギリス
3 スタンフォード大学 アメリカ
4 ケンブリッジ大学 イギリス
5 ジョンズ・ホプキンス大学 アメリカ
6 カルフォルニア大学ロサンゼルス校 アメリカ
7 ロンドン大学 イギリス
8 インペリアル・カレッジ・ロンドン イギリス
9 イエール大学 アメリカ
10 トロント大学 カナダ
42 東京大学 日本
52 京都大学 日本
120 大阪大学 日本
135 東京医科歯科大学 日本
151-200 慶應義塾大学 日本
151-200 東北大学 日本
https://www.topuniversities.com/university-rankings/university-subject-rankings/2022/medicine

QS World University Rankingsの医学部ランキングによると、TOP10は英語圏のアメリカとイギリスが占めています。

日本の医学部は東京大学が42位で最も高く、ランキング150位内にはその他3大学がランクインしています。

偏差値ランキングでもトップレベルの国立大学や私立最難関の慶應義塾大学が世界大学ランキングでも上位に位置しています。

ちなみに2022年版では、アジアのトップは21位のシンガポール国立大学で、29位に香港中文大学、32位にソウル大学が来て、アジアで4番目に東大が来るというすごい結果になりました。

医学部再受験はランキングが全てじゃない

医学部再受験はランキングが全てじゃない

医学部再受験生の場合、偏差値など様々なランキングの中ではなるべく上位を目指す選び方をしがちですが、重要なことは合格できる大学を選ぶことです。

まず、医学部再受験を失敗してしまう理由のランキング上位は、そもそも学力が足りなかったこと。

社会人としてやはり受験勉強から遠ざかっていた再受験生の多くは、ゼロから勉強をやり直して全入試科目で偏差値60以上まで上げることに苦労しています。

また、東京医科大学の不正入試発覚後は公正な入試が実施される傾向にはなっていますが、それでも現役・一浪生を好む医学部があることは間違いありません。

したがって、医学部再受験で目指す場合は面接で年齢が不利になってしまうことも。

医学部合格を実現させるためには、ランキングよりも自分の実力が最大限発揮できる入試制度を行い、偏差値的にも合格が実現できる大学を受験することが大切です

まとめ

今回は医学部を偏差値、学費、倍率、国師合格率ごとにランキングで紹介しました。

ランキングによって各医学部がどのような順位にいるか参考になったと思います。

ただし、医学部再受験生にとって最も重要なことはランキング上位よりも合格できる大学を選ぶこと。

それだけ医学部再受験の場合は学力を上げることが困難だったり、年齢に厳しい入試を行う大学だったりと様々なハードルがあります。

ランキングはあくまで参考程度にしながら最後は合格が最も実現できそうな医学部を選びましょう。

医学部予備校の口コミ・体験談を大募集!

当サイトでは、現在医学部予備校の口コミ・体験談を募集しています。受験生に役立つ情報の場として、ぜひご協力お願いいたします。

口コミはこちら

ページトップへ戻る

サイトマップ | 企業概要 | 個人情報保護の方針 | 利用規約 | お問い合わせ

Copyright (C) 医学部再受験情報ナビ※再受験で医学部合格を目指すための情報サイト All Rights Reserved.