医学部再受験生のブログ
医学部再受験生が日々の学習日記やおすすめの参考書、学習方法、および受験情報などを記したブログがたくさんあります。
それだけ社会人の人が医学部を目指す人が多いということで、再受験は決して珍しいものではありません。
これは、医学部定員増加や将来への不安、一度諦めた夢を実現したいなど様々な理由があります。
自分の他にも医学部再受験を頑張っている仲間がたくさんいると思うと心強いですね。
ブログを執筆している再受験生も日記を付けることで学習のペースメーカーとなり、継続して受験勉強が続けられるメリットがあるようです。
ここでは、医学部再受験ブログから学べることやチェックしておくべきポイント、そして有名なブログを一覧で紹介します。
医学部再受験生のブログから学べること
医学部再受験生のブログには参考になる情報がたくさんあるので、ぜひ一度は確認してみると良いでしょう。
特に、医学部再受験に合格した人のブログからは、成功論を学ぶことができますし、失敗した人のブログからは同じ轍を踏まない注意点が学べます。
これから医学部再受験を始めようか検討している人は、どんな受験生活を送っていたのかチェックしてみて、自分でもできそうか判断してみると良いです。
また、受験勉強をすでに始めている人は、合格した人の受験生活から役立ちそうな方法や情報をブログから取り入れていくとより効率が良くなるでしょう。
特に、医学部再受験を合格した人がどうやってモチベーション高く受験生活を乗り越えることができたかを参考にしてください。
これは多くの医学部再受験生は精神的に挫折しドロップアウトしてしまうことが多いからです。
記事内で確認しておくポイント
ブログという形式である以上、必ずしも医学部再受験に関する役立つ知識ばかりが書かれているわけではありません。ブログ内では以下の内容に注目して情報収集すると、自身の大学受験に役立ちます。
入試結果 | 医学部に実際に合格できたか、国公立・私立どちらの医学部か |
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学習期間 | 合格するまでに何年かかった |
学習法 | どんな勉強をしていたか、おすすめの教材、時期ごとの対策法など |
費用 | 受験勉強にかかった費用はいくらくらいか |
ブロガーの経歴 | 学歴が高い人は合格できる可能性も高いので、どの程度のレベルでスタートしたか |
反省点 | 医学部再受験に失敗した人は反省点をまとめているケースが多いので参考材料に活用 |
30代のブロガーが意外と多い?
医学部再受験のブログでは、30代で医学部合格を実現している人が多いようです。
社会人経験の有無に関係なく合格している30代はいるので、経歴に関係なく高度な学力と医師として望ましい人物象であれば不可能ではないかもしれません。
ただし、年齢や配点比率などは各医学部で異なるので、志望校選びは重要です。
30代のブログを見ているとバックグランドが様々なので、読んでいると励みになったり、勇気をもらえたりできます。
また、一部のブログでは計算力や暗記力の衰えに触れており、30代以上の医学部再受験生なら自分も共感できると同時にどうやって合格まで辿り付けたかも気になるところです。
再受験生としての大学生活も執筆されるなど、ブログごとに興味深いテーマがたくさんあるので確認しおいて損はないと思います。
運営者を見ると薬剤師が多い?
医学部再受験のブログを見ていると合否に関係なく薬剤師の人が多く見つかるはずです。
これは、薬剤師の場合、医学部再受験や学士編入を目指す動機やメリットがあるからだと思います。
ではどういった動機やメリットがあるかを確認してみましょう。
過去に大学受験で医学部を目指していた人が多い
医学部再受験ブログで多い薬剤師の方は、過去に医学部を目指していた経験があり、諦めきれずに再受験や編入を決意した人は意外と多いようです。
薬剤師になるための薬学部は、医学部と同様に理系で6年制なうえ、学習する分野も医療に関する分野で共通することが多く、医学部合格が実現できなかった場合の代替手段として薬学部を選ぶ人も少なくありません。
ただし、活躍する領域は異なることから医師という職業がやっぱり諦めきれずに目指す人がいます。
職業柄医者と接点が多い
薬剤師は薬局やドラッグストアで勤務するだけでなく、総合病院や大学病院といった大規模医療機関で働くケースもあります。
医療機関では、入院中の患者さんへの治療薬から点滴並びに輸液など様々な医薬品を扱っているため、薬剤師は管理・調製の役割を担います。
この場合、医師・看護師・薬剤師がお互いの専門性と役割をこなすチーム医療体制で治療にあたることが多いので、医師と一緒に仕事をする機会が非常に多いです。
一緒に医師と仕事をすることで、上記で説明したように医者の夢が再熱したり、自分の可能性をさらに広げたいと医学部再受験を決意する薬剤師がいます。
学士編入の場合、科目免除になる数が多い
薬学部の場合、同じ医療系の学部であるため共通する科目も多く、学士編入で入学できれば免除科目が多くなり、一般入試で入学するよりも勉強量や費用を削減することが可能です。
また、学士編入試験の場合、薬剤師だと医療業界の知識や経験があるため、評価は高めで経歴としては有利になりやすい傾向にあります。
最近はチーム医療の重要性が叫ばれているので、薬剤師と医師の双方の面を経験している人は価値ある存在として重宝されがちです。
再就職の道がある
医学部再受験の闇と言われるくらい不合格の場合はその後の進路が暗くなりがちです。
しかし、薬剤師は国家資格であり、活躍する場所は医療機関、薬局、製薬会社、公務員と多岐に渡るため、たとえ医学部再受験が失敗に終わっても復職の可能性が十分に残されています。
実際に、結婚や子育てで仕事を一度セーブしていた薬剤師がブランク明けで復帰するケースは珍しくありません。
時給や待遇も他の職種に比べて高く、再就職の道があることから医学部再受験を決意する人も多いようです。
医学部再受験生のブログを参考にする際の注意点
医学部再受験生のブログは受験生活に非常に有益な情報をもたらしてくれますが、全て鵜呑みにしてしまわないよう注意してください。
おすすめ勉強法は絶対ではない
まず、学習方法は個人によって千差万別です。ブログ記事で紹介されている学習スタイルが自分にも合うとは限りません。教材も同じことが言えます。あくまで、自分の学習スタイルに取り入れそうなものだけをブログ内で参考にするように注意してください。
他人が合う学習スタイルが自分にも合うとは限りません。教材も同じことが言えます。
あくまで、自分の学習スタイルに取り入れそうなものだけを参考にするように注意してください。
情報の判断・見極めが難しい
次に、受験情報もたくさん入手できますが、信憑性は高くありません。噂レベルの情報も存在しています。
また、超難関の医学部再受験に合格している層は、旧帝大や早慶の理系出身者など優秀な人が多いのもあるため、自分の状況に照らし合わせて検討するようにしましょう。
ブログはあくまで1つの情報源として捉え、誤解や不安になったりしないようにすることが重要です。
受験対策をしっかり行っている予備校や塾などから入手したリアルな情報を参考にして総合的に判断することが大切です。
長年医学部入試を分析しているため、医学部再受験生のブログや掲示板よりも情報量および信憑性は断然上です。
ブログの合格体験記や入試情報は時代錯誤も多い
医学部再受験ブログでは上位表示されているブログでも医学部に合格したのは5年以上前の記事も多いので、この場合は少し情報は古いと言えます。
勉強への取り組み方や生活状況などは参考になりますが、入試情報は今の医学部受験とは変わってくることも多いかもしれません。
特に、東京医科大学の不正入試発覚後は年齢差別も減少しており、今は志望大学の選び方も変わりつつあります。
また、2021年度入試からは大学共通テストがスタートするので、今までのセンター試験とは出題意図や形式が異なってきます。
医学部再受験ブログを確認する際は、なるべく最新情報を参考にすることをおすすめします。
- 再受験成功ブログでも、あくまで参考程度の位置づけで確認すること
自分も医学部再受験ブログをやってみる?
上記のように、受験ブログは様々な情報が得られますが、嘘や信用度の低い情報、さらに真似してはいけない場合などもあります。
しかし、医学部再受験というのはやはりどうしても情報が少なく、ブログは重要な情報源です。
もし医学部再受験生でブログを書きたい!という人がいたら、ぜひ、未来の再受験生のためにブログを書いて、情報を残してみませんか?
受験ブログを書くメリット
筆者も受験ブログを書き、さらに受験ブログに救われていた元受験生の一人です。
受験ブログを書くことで大きく得られたメリットは2つ。
仲間を得られる
受験ブログを書くことで、自分の読者さんや同じブロガーで受験生の人と仲良くなり、互いに応援しあえるような関係性を築けます。
これは、中高の友達や予備校でできた友達とはまた違った関係性。
医学部受験の情報交換をしながら、時には弱みをはいたり悩みを聞いてもらったりと大きな安心となってくれるでしょう。
応援してもらえているという実感
受験ブログというのは、想像以上に受験生の心の拠り所となっています。
リアルタイムで受験勉強をがんばっている受験生は、受験について検索しがち。
そんな中で、受験に関するサイトを転々とし、ブログへとたどり着きます。
それはまた、受験生の親も一緒。
受験生や受験生の親御さんに見られているという実感は、アクセス数につながります。
さらに、応援はメッセージやコメントへと現れます。
そのような応援をしてもらっているという実感は自分の助けになるものです。
受験ブログを書くデメリット
メリットはたくさんありますが、大きなデメリットが一つあります。
なんといっても時間は取られる
いくら簡単にブログを書ける無料サイトを利用しても、ブログを書く時間はそれなりに時間がかかります。
さらに、ブログを良いものにしようとすればするほど時間は取られてしまいます。
医学部受験は、時間が勝負。演習量が勝負。
さらに、余計なことは考えずに勉強に没頭しないと合格できないとさえ言われています。
ブログを書きながら受験勉強をこなすのはなかなか難しいことというわけです。
受験ブログを書く場合は、あまりのめりこまないように気をつけましょう。
有名な医学部再受験ブログをご紹介
最後に医学部再受験ブログの中で有名なものをいくつかピックアップして紹介したいと思います。
新着のブログ記事から少し前のものまで、役立ちそう かつ モチベーションアップに繋がりそうなものを厳選しましたので、参考にしてみてください。
ガチンコ医学部再受験!
大学に通いながら2019年度の入試で島根大学医学部医学科に合格された方の比較的新しい医学部再受験ブログです。
投稿主本人以外の医学部再受験生からのメッセージも数多く記載されており、複数の医学部再受験の成功体験を垣間見れるので非常に参考になります。
特に、史上最高得点で島根大学医学部医学科に合格した霞が関の元官職出身の合格体験記は勉強に対する取り組み方や満点を取った面接試験での答え方など貴重な情報ばかり。
時間が無くても医学部再受験で国公立大学医学部に合格できると勇気づけられるブログです。
医学部再受験をこれから始める人にはぜひ読んでもらいたいブログとなります。
文系/理系 | 理系 |
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勉強スタイル | 両立 |
再受験結果 | 合格 |
医学部生活の情報 | 〇 |
一歩一歩。再受験のち医大生
社会人から大学再受験を経て医学部に入学して学生生活を送っている男性の方のブログです。お子様が3人いらっしゃるらしく、子育てと医学部での勉強生活を両立する内容でブログが書かれています。
医学部受験に限らず様々なジャンルについて記事が書かれていますが、「再受験の記録」や「受験アドバイス」といった再受験に関する記事をまとめたカテゴリーを用意してくださいっているので、大学再受験中の方はまずこちらをチェックしてみるといいかもしれません。
文系/理系 | 理系 |
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勉強スタイル | 両立 |
再受験結果 | 合格 |
医学部生活の情報 | 〇 |
文系アラサー元OLが医学部再受験するブログ
2019年度の国立大学の医学部合格を目指す女性のブログです。タイトルの通りで学生時代は文系の方ですが、大学受験で東大を受験していたりIT関連のお仕事に就かれているので優秀そうなブロガーさんです。
ほぼ全ての記事が再受験の内容に触れていて、かつ内容も硬すぎず、女性ならではの文体の柔らかさで読みやすくとてもおすすめです。女性の方は特にモチベーションアップになるかもしれません。
記事内では模試などの成績もざっくばらんに載せており、情報としても価値あるものがたくさんあります。
残念ながら現在は、2018年7月を最後にブログの更新が止まってしまいますが比較的新しい情報が手に入るので、気になる方は一度目を通してみるといいかもしれません。
文系/理系 | 文系 |
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勉強スタイル | 専念 |
再受験結果 | 不明 |
医学部生活の情報 | なし |
とあるサラリーマンの医学部再受験
すでに合格されているサラリーマンの方が自身の医学部再受験生活を振り返って、役立つ勉強法などを教科ごとに紹介してくれているブログです。
記事数は少ないですが、一つ一つ内容が細かく参考になるのでおすすめです。
文系/理系 | 理系 |
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勉強スタイル | 両立(独学) |
再受験結果 | 合格 |
医学部生活の情報 | なし |
おもちの医学部再受験日記~文系からの挑戦~
国立大学文系学部を卒業後に医学部再受験に挑戦した女性のブログで、私立大学の医学部再受験を成功しています。
文系出身の医学部再受験生にはおすすめのブログの1つです。
文系/理系 | 文系 |
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勉強スタイル | 専念 |
再受験結果 | 合格 |
医学部生活の情報 | あり |
まとめ:医学部再受験は専門予備校で
医学部再受験を成功させるためには、かなりの勉強量と正しい情報を収集し、失敗しない戦略を立てることが重要です。
参考書などを用いて独学で再受験に成功している人もいますが、本気で医学部再受験を目指すなら、医学部受験に特化した医学部予備校で学ぶことがおすすめ。
医学部予備校では自身に最適な大学の医学部を紹介してくれたり、最新の医学部再受験情報を入手することもできるので、効率よく医学部再受験に備えることができるでしょう。