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医学部再受験の成功例を紹介

医学部再受験の成功例の紹介

医学部再受験は難易度が非常に高いため、成功させることが困難な試験の1つ。

しかし、医学部再受験を成功例はブログ等はありますが、なかなか情報を取得することはできません。

そこで、この記事では医学部再受験を突破した方々の合格体験記・メッセージをご紹介したいと思います。

成功者の勉強法などを参考にして、自分の医学部再受験を見直してみることをおすすめします。

医学部再受験生の増加理由

【2023年度入試】一般・編入で医学部再受験生におすすめの大学を紹介!

合格体験記を紹介する前に、上記で述べたように医学部再受験は非常に難易度が高い試験にもかかわらず、毎年多くの人が医学部再受験を目指して日々勉強に励む理由を確認してみましょう。

医学部再受験を目指す理由は様々ですが、主な理由は下記3つです。

  1. 先行きな不透明な経済社会の中で安定した職業に就ける
  2. 現役時代に目指した夢が諦めきれない
  3. 医師として社会貢献したい

所得がなかなか上がらない日本社会で安定して高い報酬を受け取れる医師は社会的地位も高くあこがれの職業の1つ。

他学部を卒業して一般企業へ就職したものの、昇給・昇格が思うように進まず、医師を目指す人が少なくありません。

また、現役時代に医学部合格が成功できずに他学部に進学したけれど、やはり医師という夢を諦めきれずに医学部再受験に挑戦する人も多いです。

最後に、社会に出てから医師という職業に憧れをもち、医学部再受験を決意する人もいます。

このように様々な動機によって、医学部再受験を目指す人が増加しており、日々勉強しています。

合格体験記① Aさん】国立大学医学部合格

合格体験記① Aさん 国立大学医学部合格

Aさんのプロフィール

男性・合格時22歳

旧帝国大学の理系学部を卒業直後に、一般入試で国立大学医学部に合格。

Aさんが国立大学医学部再受験にかけた勉強期間

一年弱

Aさんの医学部再受験に際しての受験大学の選び方

大学4年次に思い立って勉強を開始したものの、元々理系科目の成績が良かったことと、塾講師のバイトをしていたため、それほど鈍りがあったわけではなかったことから、難関医学部と呼ばれる部類の医学部を目指すことにして勉強を開始しました。

ただ、一般には、医師免許を取って医者になれるのであれば大学は何でもよいと考えて、地方出身者なら、難易度の低い地元の国立大学医学部や比較的科目数の少ない医学部(島根や旭川医科、あるいは一部の私立医)を志望するのがノーマルな選択だと思われます。

あるいは大学以降も鍛えられた能力や強み(英語力や数理系の学問で培った能力)を活かせるような試験を出している医学部を選ぶのも手です。

偏差値も重要ですが試験との相性もそれと同じぐらい大事です。

Aさんが勧める医学部再受験における勉強法

何よりも、全範囲の学習を一通り済ませることが重要です。

理系でかつ難関大学に在籍されていたような方であれば、思い出すのは難しくなく、深めることに時間を多く割くことができると思われますが、スタートの学力と目標の学力に大きな差がある状態から始められる方々や、文系の方々はまず物理・化学・生物や数Ⅲの学習に悪戦苦闘されていることが少なくありません。

しかし、そこを早く一通り学習して基礎はできている状態にできないと、標準的な問題を早く正確に解ききれたり、ハイレベルな問題を解けるような思考力を身につけるための時間が全然足りないという状況になってしまいます。

家で落ち着いてやればできたというのと、試験場で限られた時間で評価される答案を作るのとでは大きなギャップがあります

それを常に認識して自分を客観的に見て学習するのが大事だと思います。

例えば数学に関しては、旺文社の「入門問題精講」「基礎問題精講」「標準問題精講」(最難関大学の医学部を目指すなら「上級問題精講」)をできるレベルから順番にやっていくのがおすすめです。

「標問」シリーズが最終的に楽々できるようになれば、大半の医学部では合格点以上が取れると思います。

Aさんによる医学部再受験合格のポイント① 全範囲を終える

先の話と多少被ってしまいますが、一つ目は何よりも全範囲を既習状態にすることです。

そうしないと模試の点数が、知らない・勉強していないがために低得点になってしまい実力が測れないため数少ない客観的なデータが、あまり意味のないものになってしまいます。そして何より合格を勝ち取るまでの年数が伸びてしまいます。

Aさんによる医学部再受験合格のポイント② 無理のない計画を

二つ目は、一つ目の話に一見矛盾していると感じるかもしれませんが、詰め込みの予定を立てないことです。

医学部再受験生にありがちなのが「半年/一年以内で医学部に合格したいです」と無理な目標を立てて、結果全てが中途半端になって、何もできない人のままで終わってしまい、ドロップアウトする人が多いのが現状です。

元々成績が優れていたわけではなかったり、文系出身の方であれば、自分の学力を冷静に見て、2年、3年かけてやる、あるいは受かるまでチャレンジするというぐらいの判断や覚悟ができることが必要だと思います

耳が痛いかもしれませんが、次のことをよく考えてみてください。

朝から晩まで学校や予備校で大学受験対策に明け暮れている医学部再受験生よりも、体力も勢いもある進学校の高校生ですら、3年間で国立大学や私立大学問わず医学部に合格できる人はそんなに多くはないのです。

彼らと自分のことを比較して考えればそのくらいの期間は考えておく必要があることは想像出来るでしょう。

Aさんによる医学部再受験合格のポイント③ 共通テスト対策

医学部再受験で最後に気をつけておいてほしいことは、過去のセンター試験と違って共通テストは異質な試験と捉えて早めに問題に目を通して、どうすればよいか計画を立てておいた方が良いです。

共通テストに限らず、敵(試験)を知ることは極めて重要なことです。

合格体験記② Bさん】国立大学医学部合格

合格体験記② Bさん 国立大学医学部合格

Bさんのプロフィール

男性・合格時20代後半

旧帝国大学の文系学部を卒業後、医学部再受験を始め、同大学の医学部に合格。

Bさんが国立大学医学部再受験にかけた勉強期間

3年程度

Bさんの医学部再受験に際しての受験大学の選び方

経済的な事情から、私立大学は選択肢になかったことと、出身大学が旧帝国大学であり、研究室・研究設備等も充実していることから自大学を医学部再受験して入り直すことにしました。

最終的に第一志望に合格するまでに他大学の医学部を後期試験で受験したことはありましたが、明らかに年齢差別を受けていることを実感して、実際不合格でした。

これから、医学部再受験を目指される方々におすすめしたいのは、たとえ学力に自信があっても、受けることができる枠が限られる国公立大学の医学部に関しては、年齢や性別の差別が明らかに無いと思われるクリーンではない大学を受験するのは極力避けることです。

ただでさえ、試験の出来や学力に不安を抱えながら立ち向かっていく医学部再受験、自分の力ではどうにもならない要素が悪影響を及ぼさない大学・医学部を選ぶのが合格率を最大限にアップさせる一歩です。

Bさんが勧める医学部再受験における勉強法

私自身は文系だったため、何よりも数学、理科2科目の勉強を一通り完了させることでした。

塾講師の指導アルバイトで学費を稼ぎながら、特待生で大手予備校に通って指導を受けたり、直前期には講習会・テストゼミを受け、自習時間も主に理系科目に重きをおいて勉強していました。

私の場合は、数年間の受験期間の中で同じ大学を目指す仲間ができたので、一緒にテスト演習をしたり、時にはお互いに教えあったりもしたことが刺激になりました。

医学部再受験生の方々は自宅で独学でされる方が多いですが、たとえ予備校の中でなくとも、TwitterのようなSNS上に医学部再受験生がたくさんいて、互いに情報交換したり、切磋琢磨している人々がいるのでそういったコミュニティに入って仲間を作ることも有意義なことと言えると思います

また、優秀な医学部再受験生もいるので、そういった人の勉強の姿勢や方法を参考にすることも良いでしょう。

また、予備校に在籍している人であれば、先生に恥ずかしがらずに積極的に分からない問題の質問や相談に行き、覚えてもらうと、親身に相談に乗ってくださったり、個人的にアドバイスや添削をしてくださる場合もあります。

Bさんによる医学部再受験合格のポイント① 英語学習も

先ほど、理系科目の勉強に重きを置くことが文系出身の私にとっては重要であったとお話しましたが、一方で英語の勉強も非常に重要です。

もし私のように文系出身で、大学生時代、英語に触れる機会がかなり多かった方々でも、一度理系科目の勉強に熱中しすぎて英語が疎かになってしまうと、どうしても英語感覚が鈍ってしまうものです。

朝起きて、まず英語を読んで目を覚ます、あるいは数学・物理化学生物などの勉強で頭が疲れてしまった時に英語の勉強を挟むことをおすすめします。

また、大学によって英語の文章のジャンルの好みが様々ですので、英語が得意な方であれば、得意なジャンルを好んで出す大学があるかどうかも志望校選びの一つの指標にすることをおすすめします。

Bさんによる医学部再受験合格のポイント② 模試の過去問よりも本番の過去問を大切に

一通りの基本的な勉強を終えたら、志望大学の受験対策にシフトしていくことと思いますが、共通テスト対策においても、志望大学の個別試験対策においても、本番の過去問をどんどん活用していきましょう。

完璧な状態になってから過去問を使わないと勿体ぶってしまう人が多いですが、そんなことをしていたらいつまでも過去問を使い終わらずに試験会場に行くことになってしまいます。

過去問を見れば、何ができることを求めているのかという大学のメッセージや、最近はこういうことを受験生に求めるようになってきたのかという時代の流れを汲み取ることができるため、ヒントの宝庫と言えます。

未完成な状態でも過去問を見て、取り組めそうな問題ごとに挑戦してみて、どんどん穴を1つ1つ潰していくことが賢い使い方かと思います。

取り組めない問題があるなら、何が足りないのか考えて、調べて、準備を整えた上でチャレンジするということもやっていました。

参考にしてみてください。

松濤舎という医学部予備校や東進のHPには過去問のデータベースがありましたのでそういったものを活用しました。(※現在松濤舎の過去問のデータベースはオープンにはなっていないようです)

Bさんによる医学部再受験合格のポイント③ 食生活は重視して

多くの医学部再受験生は一人暮らしで生活していたり、経済的に色々と事情を抱えている方々も少なくないと思います。

私自身もそうでしたが、食生活だけは重視してもらいたいと思います。

脳のはたらきは、食事から得られるエネルギーが大きく影響しています。

節約や時短も大事ですが、不摂生が連続したり、毎日飲酒してしまうといったことは避けた方がいいと思います。

脳を元気にさせること・体調管理も一つの受験科目と考えて生活するのが好ましいでしょう

Bさんによる医学部再受験合格のポイント④ 面接対策

医学部再受験生にとって、面接は現役生や若い浪人生以上に重要な問題となることが多いです。

もちろん、年齢や性別で差別をしているのがあからさまである大学を医学部再受験の志望校の候補におくのはおすすめしませんが、そうでなくとも、やはり大学の先生の再受験生を見る目は厳しいことがあると想定して臨むべきです。

とはいえ、自分の言葉で、年齢相応の深みがあると思われるように考えを素直に伝えれば逆に評価してもらえることがほとんどだと思うので、ありがちな構文による受け答えではなく、厚みのある言葉でアピールしていきましょう。

合格体験記③ Cさん】私立大学医学部合格

【合格体験記③ Cさん】私立大学医学部合格

Cさんのプロフィール

女性・合格時30代前半

地元の公立大学を卒業後2年ほど働き、その後主婦業をしながら勉強を始めました。

Cさんが私立大学医学部再受験にかけた勉強期間

3年程度

Cさんの医学部再受験に際しての受験大学の選び方

都内で働いていたため、自宅から通える範囲の関東のの私立大学医学部に限定。

海外に住んでいた経験を活かし、英語を得点源にできそうな点数配分、もしくは出題の大学を中心に受験しました。

Cさんが勧める医学部再受験における勉強法

私は、医学部受験を志した時にはすでに年齢が30歳を超えていて、さらに、夫が海外で働いていたのについていったため海外で一人で孤独と戦いながら勉強をする必要がありました。

まずは自分の英語がどのくらい医学部受験で通用するかを確かめるため、過去問を解いてみました。

文法問題よりも長文を読むほうが自分には楽に感じられて、単語はやはり医療用単語も比較的覚えられていたので、英語の文法を勉強すれば得点源にできるに違いないと思いました。

一番苦労したのは数学です。

数Ⅲはまず教科書を読み、オンラインで授業をしてくれる予備校で、マンツーマンで基礎から教えてもらったほかに、他の映像授業を公開してくれる予備校のサービスで何度も繰り返し視聴しました。

数学の点数を英語で補うという形で、最終的には合格できたと思います。

Cさんによる医学部再受験合格のポイント① 理科の選択科目

私は現役時は文系であったため、理科は詳しく勉強したことがありませんでした。

編入なども考えましたが、理科をそもそも基礎までしか勉強していなかった自分には、編入試験の生命科学等はとても難しく、理科は生物と化学を勉強し、理科の難易度がそこまで高くない大学を中心に受験することにしました。

物理に比べ、生物はそこそこの私立大学では解きやすい問題が多く、過去問を併用することができたのでおすすめです

Cさんによる医学部再受験合格のポイント② 受験仲間がいると心強い

私は本当に孤独で、海外の出張は2年限定でしたし、予備校に通えず、友達もいないため、受験仲間なんてもちろんいない状況でした。

最後まで日本の予備校に通うことはなかったので、リアルに一緒に勉強できるような友達は、合格する最後までいませんでしたが、今は様々な勉強記録アプリなどがあり、それでいろんな人が勉強を頑張っている様子を見ていました

実際に会って会話はできないものの、アプリで誰が何時間勉強した、模試の結果がこうだったというのを見るのは不安になるようで実際はとても安心できました。

合格体験記④ Dさん】私立大学医学部合格

【合格体験記④ Dさん】私立大学医学部合格

Dさんのプロフィール

20代後半男性。

浪人後、地元の私立大学文系学部に合格。

2年の時に医師になりたいと考えが変わり、そこから勉強を開始。

3年生で中退後、毎年受験するも合格できず、数年間勉強を続け、4年後に合格。

現在は関東の私立大学医学部に通っています。

Bさんが私立大学医学部再受験にかけた勉強期間

5年程度

Bさんの医学部再受験に際しての受験大学の選び方

自分には、どの大学に行きたいなどと言えるような学力を持ち合わせていなかったので、偏差値が低い大学から順番に10近くの医学部を毎年受験していました。

私立大学のみに絞り、数を打てばあたるものだと最初は勘違いしていましたが、実際は医学部合格への道は程遠く、最初の3年間はどの大学からも一次合格すらもらえませんでした。

合格した年は数を絞って、全部で6つの大学を受験しました。

結果的にはこれが成功し、一つ一つの大学についてしっかり対策できたのがよかったと思います。

Bさんが勧める医学部再受験における勉強法

受験費用や学費は両親が出してくれるとのことだったので、それに甘えて、浪人期間はアルバイトなどもせずに勉強だけに集中することができました。

自分は本当に勉強が苦手でしたし、文系であったのに英語もとても苦手でした。

医学部の英語は内容が難しい長文問題を読むことが多く、模試でほとんど0点をとっていたこともあります。

予備校には最初の2年は通いませんでしたが、それが自分の合格を遠のかせていたと思います。

今からやり直せるなら、1年目から医学部予備校に通い、すべての勉強プランを立ててもらいます

医学部予備校では私のような再受験生もたまにいたので、友人ができたのもよかったです。

Bさんによる医学部再受験合格のポイント① 英語の勉強の仕方

とにかく英語に触れることです。

ハリーポッターが好きだったので、英語の本を暇な時間に読んでいました。

長文問題を解いていてみたことのある文法などが出てくるとちょっとテンションが上がりました。

とにかく英語が嫌いな人は、まずは過去問や問題集からではなく、何か好きなもの関連で英語に触れてみてください

Bさんによる医学部再受験合格のポイント② 医学部予備校には通うべき

医学部受験というものがもちろん初めてで、何にも知識のない状態でした。

一次合格からの2次合格というのがあることや、すべての大学で面接試験があることすら知りませんでした。

医学部予備校ではなんでも相談に乗ってくれるし、バカな自分でも一生懸命に教えてくれる先生、チューター、友人がたくさんいたので本当に励まされました

勉強計画を立てるのが苦手であったり、医学部受験についての情報を全然持っていない人は、やっぱり医学部予備校に入るのが一番であると思います。

医学部再受験合格体験記まとめ

今回は国立大学に合格した医学部再受験生の合格体験記をご紹介しました。

理系出身、文系出身の方ともに、道のりは違えど最終的に医学部再受験を乗り越えて、国立大学医学部合格を勝ち取ったことは、このサイトの読者の方々にとって参考や励みになるのではないでしょうか。

お二人の合格体験記から重要なことをまとめると、

  • 受験科目(特に数学理科)の一通りの学習は早期完成を
  • 理系科目も大事だが満遍なく勉強する
  • 自分が有利に立ち回れる大学を受験校に選ぶ
  • 年齢や経歴がマイナスと評価される大学は避ける
  • 試験の全容を早めに把握してそれに応じて対策を練る
  • 独学で限界を感じたら早めに予備校などプロ講師の指導を受ける

ということになるのではないでしょうか。

どのような方々にとっても決して楽な道のりではないのが医学部再受験ですが、知恵を絞って逆算的かつ作戦的に進めていけば、行動と努力次第で合格をつかみ取れるものでもあります。

その中で、今回のような成功事例・合格体験記を参考にして自分の受験勉強をブラッシュアップしていくのが良いと思われます。

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