女性の医学部再受験生におすすめの大学はどこ?

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女性の医学部再受験生におすすめの大学はどこ?

大学受験の最難関と言われる医学部。

そんな医学部に、20代後半から、中には40代で挑戦しようとする医学部再受験生は実は全く珍しくありません。

しかしながら、医学部再受験は困難が多いのが事実。

高校時代からかなりのブランクがあり、年齢や家族などさまざまな要因で夢をあきらめる医学部再受験生もまた少なくありません。

ここでは、そんな医学部再受験の世界の中でも、特に多くの不安を抱える傾向のある「女性の医学部再受験生」に向けて、その夢を後押しする一助となるような情報を発信しています。

この記事がどうか、何かの力になれることを願っています。

医学部受験女子差別問題「いま、実際は?」

医学部受験女子差別問題「いま、実際は?」

それではここから、女性という点に注目して医学部受験に触れていきます。

まず切っても切れない話題が「医学部女性差別問題」。

2018年入試において、東京医科大学を筆頭に複数の医学部で女性差別・年齢差別とも取れるような評価基準が設けられていたことが判明し、ニュースでも大々的に報じられた事件です。

その後、文科省の調査が入り、不適切だと名指しをされた大学はいずれも「改善された」と評価されています。

つまり、現状として厚労省としては「解決済み」ということになっているのです。

【最新版】合格しやすさランキング

【最新版】合格しやすさランキング

医学部受験差別問題をきっかけに、文部科学省ではその後も全国の医学部医学科における受験差別を監視しているようです。

ここでは、文科省がHPにて公表している防衛医科大学以外の全81大学のデータをもとにランキングを作成しました

文科省公表の男女別合格率から、女性合格率/男性合格率を算出し、令和2年度を基準にランキングにしました。

簡単に言えば、1より数字が大きいほど男性よりも女性の方が合格しやすかったと評価できる数字です。

私立大学医学部

順位 大学名 令和2年度
女性合格率/男性合格率
平成31年度
女性合格率/男性合格率
平成25〜30年度平均
女性合格率/男性合格率
1 金沢医科大学 1.377 0.970 1.062
2 川崎医科大学 1.285 1.192 1.063
3 東邦大学 1.170 0.922 0.883
4 兵庫医科大学 1.137 0.992 0.911
5 杏林大学 1.113 0.800 0.962
6 大阪医科大学 1.100 0.847 0.767
7 昭和大学 1.051 1.284 0.650
8 日本医科大学 1.040 1.008 0.905
9 埼玉医科大学 1.017 1.522 0.742
10 帝京大学 1.003 1.138 0.928
11 自治医科大学 0.996 0.928 0.895
12 久留米大学 0.989 0.807 0.960
13 福岡大学 0.968 1.014 1.058
14 藤田医科大学 0.946 0.833 0.962
15 東京医科大学 0.921 1.019 0.776
16 慶應義塾大学 0.906 0.676 0.732
17 産業医科大学 0.905 1.170 1.118
18 東京慈恵会医科大学 0.902 0.925 0.940
19 関西医科大学 0.887 0.918 0.935
20 北里大学 0.876 1.282 0.947
21 愛知医科大学 0.875 1.056 1.068
22 東北医科薬科大学 0.864 0.755 0.647
23 東海大学 0.845 1.247 0.969
24 順天堂大学 0.842 1.057 0.600
25 獨協医科大学 0.835 1.082 1.041
26 近畿大学 0.813 1.065 0.820
27 国際医療福祉大学 0.798 0.938 0.805
28 日本大学 0.794 1.152 0.671
29 岩手医科大学 0.734 0.749 0.852

なお、東京女子医科大学は女子大のためランキング外としています。ちなみに、文科省発表データによれば、女子医科大は私立の中でも毎年、女性合格率が最も高い大学の一つです。

国公立大学医学部

順位 大学名 令和2年度
女性合格率/男性合格率
平成31年度
女性合格率/男性合格率
平成25〜30年度平均
女性合格率/男性合格率
1 滋賀医科大学 1.440 0.721 0.872
2 富山大学 1.273 0.945 0.875
3 愛媛大学 1.169 0.973 1.103
4 琉球大学 1.147 1.420 1.072
5 東京医科歯科大学 1.106 0.845 0.904
6 佐賀大学 1.102 1.110 0.993
7 広島大学 1.047 0.983 0.928
8 信州大学 1.035 0.919 0.885
9 山口大学 1.033 1.068 0.842
10 徳島大学 1.027 1.001 1.145
11 岡山大学 1.013 0.806 0.758
12 弘前大学 1.012 1.478 1.336
13 東京大学 0.999 0.958 0.975
14 神戸大学 0.987 0.818 0.958
15 千葉大学 0.971 0.951 0.869
16 北海道大学 0.970 0.831 0.832
17 東北大学 0.970 0.708 0.883
18 岐阜大学 0.945 1.096 1.196
19 鳥取大学 0.941 0.898 1.001
20 山梨大学 0.898 1.147 0.883
21 大分大学 0.875 0.821 1.067
22 島根大学 0.872 0.924 1.033
23 三重大学 0.869 0.989 1.139
24 横浜市立大学 0.856 0.786 0.828
25 旭川医科大学 0.841 1.298 1.088
26 鹿児島大学 0.840 1.241 0.977
27 名古屋市立大学 0.836 0.905 0.826
28 熊本大学 0.836 0.730 0.826
29 山形大学 0.827 0.828 0.777
30 名古屋大学 0.826 0.845 0.791
31 和歌山県立医科大学 0.822 0.912 0.989
32 浜松医科大学 0.813 0.841 0.945
33 福島県立医科大学 0.809 0.819 0.903
34 秋田大学 0.801 0.871 0.932
35 九州大学 0.799 0.988 0.701
36 宮崎大学 0.794 0.985 0.917
37 新潟大学 0.792 0.773 0.750
38 香川大学 0.786 0.915 0.950
39 金沢大学 0.786 0.857 0.838
40 奈良県立医科大学 0.785 0.637 0.790
41 札幌医科大学 0.769 0.785 0.994
42 長崎大学 0.756 0.972 0.954
43 福井大学 0.754 0.903 1.085
44 高知大学 0.726 0.702 0.760
45 京都府立医科大学 0.725 0.784 0.829
46 群馬大学 0.673 0.797 0.868
47 京都大学 0.627 0.540 0.786
48 大阪大学 0.626 0.741 0.881
49 筑波大学 0.616 0.790 0.757
50 大阪市立大学 0.575 0.760 0.736
48 大阪大学 0.626 0.741 0.881
49 筑波大学 0.616 0.790 0.757
50 大阪市立大学 0.575 0.760 0.736

女性の医学部再受験生におすすめの大学

女性の医学部再受験生におすすめの大学

それでは結局、どこの大学が女性の医学部再受験生におすすめなのでしょうか。

まず上で示したランキングからは、上位の大学は比較的合格しやすく下位の大学はあまりおすすめできないと言うことができます。

特に、女性合格率/男性合格率が毎年0.8を下回っている大学については、出題傾向が合っているなどの特別な理由がない限りは、かなりおすすめできないのが正直なところです。

ただし、令和2年度の数字だけでなく、それ以前のデータも参照しましょう。令和2年度では女性合格しやすやが高かった大学でも、それ以前ではむしろ合格しにくいとも取れるデータの大学もあります。

毎年、1より大きい数字である大学ほど、安定して女性の合格可能性が高いと言えるでしょう

しかし、ここまでではざっくりと候補を絞ることができただけ。

女性の医学部再受験生におすすめの大学はズバリ、あなた自身に合わせて戦略的に選ぶことをおすすめします。

自分と相性のいい大学選びを

本来、女性に限らず医学部再受験においては「出題傾向の分析」が合格にとって非常に重要となります。

医学部再受験は、自分自身の大学受験からのブランクもありながら、医学部再受験に必要とされる膨大な学習量をこなさなければなりません。

効率よく、確実に試験合格を勝ち取るためにも、自分の得意不得意の分析と候補大学の出題傾向の分析は非常に重要な過程となります。

医学部再受験においては、文系出身に優しい、理科が1科目だけのところや数学が課されないところなど特徴的な大学もあります。

また、共通テスト(旧センター試験)で現代社会を社会科目として選択できる大学は、国公立の医学部再受験において比較的対策しやすいっと言えます。

このような情報収集を行いつつ、勉強の過程で模試なども活用して自分自身の分析を同時に行うことが大切です。

ある程度の候補は夏までに考えつつ、秋頃までは勉強と自己分析に徹すつことをお勧めします。

その上で、秋頃から、各候補大学の傾向と対策をはじめていき、自分にあった大学を見つけていくといいでしょう。

試験勉強のモチベーション維持

女性の医学部再受験生の多くは、受験勉強に挑む段階・受験勉強中そして合格・入学後も悩みや不安を抱えることが多々あります。

結婚や出産・医者としての就職やキャリアなど不安材料は多いことが理由として挙げられます。

学生が受験するのとは異なり、医学部再受験には家族の理解が必要不可欠です

医学部再受験合格を果たした女性の体験記の多くに、本当に医学部再受験をしたい、頑張りたいんだという意思表示が非常に大切だと書かれています。

女性に限らず、医学部再受験においては悩むことが多々出てきますが、その都度、パートナーや予備校、元仕事先の上司などに頼ることが大事です。

医学部再受験の試験勉強は、要求される学習量は非常に膨大でありながら、医学部再受験に関しての情報収集も同時並行で進めなければならず、とても忙しくなります。

どうしても大変な場合は、医学部専門予備校を活用することも検討してみてください。

医学部専門予備校の多くは、医学部再受験のサポートが手厚く、これまでの医学部再受験生の豊富な指導経験をもとに、あなたを合格へと導いてくれるはずです。

まとめ〜女性の医学部再受験〜

この記事では、医学部再受験を目指す女性に向けておすすめの大学と、受験校の絞り方を簡単にご紹介いたしました。

近年、女性医師の数は増えてきているのが現状です。

女性差別問題が取り沙汰される中で、「医師の世界で女性はなかなか働きづらいのは事実だ」と揶揄されることがありました。

実際、これは認めざるを得ないというのが医師の中でも大多数です。

しかしながら、女性にとって働きやすい環境づくりをすればいいという意見も多くあります。

実際に、医療の世界にも「働き方改革」の波が来ており、まだ不完全ではあるものの、とても働きやすくなったと言う女性医師は増えてきています。

ぜひ、この記事を参考に、医学部再受験で合格を勝ち取る女性が増えることを願っています。

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