医学部再受験で年齢に寛容的な大学かどうかの確認方法を紹介

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医学部再受験生が気になる年齢に寛容的な大学であるかどうかの判断基準を解説しています。

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医学部再受験に寛容な大学かどかの判断基準を解説

近年、見通しの立たない不景気の影響で、高収入かつ安定した職業の一つとして医師になりたいと考える学生が多く、大学入試での医学部受験ブームにさらなる加熱が見込まれています。

そしてその医学部受験ブームの内訳は現役生や浪人生にとどまらず、現状に不安を覚え、社会人経験を経て医学部を志望する医学部再受験生も増えてきています。

しかしながら医学部再受験はいばらの道と表現されるほど難関であり、それは単なる学力だけの問題ではなく、医学部再受験の寛容問題が関わっていることをご存じでしょうか。

医学部再受験の寛容問題とは?

医学部再受験の寛容問題とは?

医学部再受験の寛容問題とは、大学によって医学部再受験生に対する姿勢が異なり、面接試験などで現役生や浪人生より厳しく評価するところもあるということです。

救急当直や外科手術といった肉体的・精神的にハードな業務をこなす必要のある医者という仕事において若さというのは大事であるため、医学部再受験生の多くが高齢であるという理由から、医学部再受験生にはあまり向いていないのではないかと考える医学部教授も一定数面接試験にいるそうです。

2018年に受験業界に留まらず、社会問題にまで発展した医学部の不正入試問題の記事を覚えているでしょうか。

発端は私立の東京医科大学の裏口入学、年齢・女子差別でしたが、その後、文部科学省が全国の医学部を調査した結果、国公立・私立あわせて複数の大学で年齢や性別を理由に面接試験などで不利な入試を実施していことが分かりました。

このように医学部受験というのはややブラックボックス化しており、特に面接試験では不当に減点されるなんてことが実際に行われていたことが明るみに出ました。

前々から医学部再受験生に対して面接試験でやや厳しく扱う大学というのは、国公立・私立問わず複数大学が噂されていましたが、2018年の事件によって本当に医学部再受験生が差別されていたことが明らかになったのです。

今現在は文部科学省が目を光らせているので露骨な面接試験での差別、不当な評価などは行われないと考えられますが、少し時間が経てば再び不正入試を働くかはわかりません。

そのため、医学部再受験をする上で欠かせないのが、「どの大学が医学部再受験に寛容/不寛容なのか」をしっかり把握することです。

大学が年齢に寛容かどうかの判断ポイント

大学が年齢に寛容かどうかの判断ポイント

ではどのように医学部再受験に関して寛容かどうかを判別すればいいのでしょうか。

ここでは3つのポイントにしぼって紹介していこうと思います。

年齢別の合格者内訳を公表しているかどうか

多くの大学は入試情報として、合格者内訳を出していることがほとんどです。

その合格者内訳の中には、年齢別合格者内訳や男女別合格者内訳といった分類がされている場合があります。

年齢別合格者内訳を公表している大学であれば、試験で正当に評価したうえでの結果をただ載せているだけと考えられるので、医学部再受験に寛容な大学といえるでしょう。

またわざわざ年齢別合格者内訳を載せることで、自大学では一切差別などを行っていないという一種のアピールになっているとも考えられます。

逆に公表していない大学は試験がブラックボックス化していると言えるので、医学部再受験に寛容かは怪しいです。

もちろん年齢別の合格者数を掲載していない大学の中にも、医学部再受験生に寛容な態度をとる大学はみられることは間違いないですが、掲載している大学は基本的に寛容であると考えていいと思います。

また急に年齢別合格者内訳を非公表にした大学は、その年度から医学部再受験生に厳しくなった可能性があるので注意してください。

30代の合格者・入学者が多いという情報が豊富かどうか

30代の受験生というと医学部再受験生のボリューム層といえます。

やはり30代くらいの合格者・入学者が複数名いるとなればある程度噂になるため、塾や情報サイトにまとめられたりします。

したがって、30代の合格者・入学者が多いという情報がある大学であれば、その大学は医学部再受験生に寛容な姿勢をとっているという裏付けになります。

逆に数年間にわたって30代の合格者・入学者がいない大学であれば、大学の方針として高齢の医学部再受験生に減点しているなどが考えられるので注意すべきです。

ただし、まとめサイトや個人のブログサイトで扱われている場合はその情報が古かったり、不正確であることもありえるので安易に鵜呑みにしないようにしましょう。

できる限り大手予備校や医学部予備校が出している情報を参考にするといいでしょう。

また、30代の合格者・入学者が多くなかったとしても40代、50代での合格者・入学者がいるという情報さえあればその大学は年齢よりも学力を重視した試験を行っていると推測できるので、その大学は年齢に寛容な大学とみなしても大丈夫です。

2018年の事件で年齢差別が発覚したか

2018年の医学部入試差別事件を皮切りに、文部科学省が調査をした結果、複数校が不正な入試を行っていたことが分かり、社会問題にまで発展しました。

実は、その際に不正入試をしていたと発覚した大学の方が現段階では年齢に寛容な姿勢をとっていると言えます。

現在は文部科学省が厳しく目を光らせていて、特に不正入試が発覚した大学においてはよりいっそう厳しい目を向けていると考えられるので、とても不正入試を行える状態ではないはずです。

実際、2018年の段階で不正入試を行っていたことが発覚した大学の多くは女子比率や医学部再受験生の合格比率が上昇していることからもその傾向がうかがえます。

逆に2018年に発覚しなかった大学は、面接試験などで巧妙にやり過ごしている可能性を否定できないことから、年齢に寛容かどうかはグレーだと判断しましょう。

また、あくまでもこの判断材料は一時的なものであり、数年後に文部科学省の監視が和らいだ頃には適応されないことに注意してください。

年齢に厳しい大学を医学部再受験生は避けるべき?

年齢に厳しい大学を医学部再受験生は避けるべき?

医学部再受験生にとって医学部合格は、現役生や一浪生などと比べるとかなり不利と言わざるを得ません。

インターネット上のブログサイトや2chなどの掲示板でも医学部再受験に失敗した人の悲惨な末路や結果をたくさん見つけることができると思います。

医師になるまでには6年間の医学部教育に加え、医師国家試験に合格後2年間の臨床研修を受けないと臨床医として勤務できないため、合計で少なくとも8年の時間を要することになります。

30歳で医学部に合格した場合は、初期研修を終えて一人前の臨床医になる頃には40代目前の38歳と新米医師としてはかなり高齢です。

医師という職業は体力的・精神的にもハードな仕事であるため、年齢が高い医学部再受験生を大学側は敬遠する傾向にあります。

また、国公立医学部の場合は医学部6年間の総額費は約300万円程度で済みますが、それは国からの税金によって賄われているからです。

そのため、長期的な医師としてのキャリアが積める現役生や1、2浪生を好む医学部があります。

近年は、様々な社会経験を持つ医学部生を集める動きもありますが、そういった大学は学士編入などで募集しています。

したがって、一般入試はやはり年齢が不利に働くこともあるため、医学部再受験生は「年齢に厳しい」大学は避けるほうが賢明といえます。

合格できる大学を目指すべき

医学部再受験生は、自分の行きたい大学を目指すのではなく、合格できる大学を目指すことが一番の近道となります。

学費が安い、学閥が強い、大学の立地など様々な理由で志望大学は決まりますが、医学部再受験生にはそんなことを考える時間がありません。

志望大学があっても年齢条件が厳しかったり、難易度が高かったりした場合、時間だけが過ぎていき、より不利になってしまいます。

医学部合格を1年でも早く実現できれば、医師になる年齢もそれだけ若くなり長期的なキャリアプランはもちろん、勉強に投資した学費などを早く回収することも可能になります。

医学部再受験生の中には学費が高額だという理由から、全く私立大学医学部を候補に入れない学生がちらほらいますが、それは合格可能性を狭めているだけです。

高収入な医者になることを考えれば、私立大学で奨学金を借りても十分返すことは可能ですし、一部には卒業後の勤務地条件を満たせば返済不要になるような私立大学の奨学金もあるので調べてみるべきです。

合格できる大学は、面接が医学部再受験生に寛容かどうかを見極めるのはもちろんですが、入試の出題傾向をしっかりと過去問などを通じて把握することが重要です。

得意科目の配点比率が高い、自分が得意とする分野が毎年出題されているなど、入試本番で自分の力を一番発揮できる医学部を探し出しながら出願校を選んでいくと良いでしょう。

合格の可能性を上げたいなら医学部予備校がおすすめ

合格の可能性を上げたいなら医学部予備校がおすすめ

このように医学部再受験生にとって、医学部受験はただの学力のハードルだけでなく、医学部再受験に対する各大学の姿勢によっても難易度が上がっていることが分かりました。

そのため医学部再受験で合格率を上げ最短ルートで合格するには、いかに効率よく勉強し、いかに医学部再受験に寛容な大学を志望校にするかが重要です。

そのどちらもを叶えるうえで活用したいのが医学部予備校。

医学部予備校では大手予備校と比べて講師と生徒間の距離が近く、自分の苦手な分野を効率よくつぶせるのがポイントで、基礎学力の向上にはもってこいの環境であると言えます。

医学部再受験生は、医学部合格に必要な学力を身に着ける必要がありますが、判断力や記憶力が現役生・浪人生と比べると社会人経験がありブランクがあるために落ちています。

ただでさえ時間が足りないので、いかに効率よく苦手をつぶせるかは、各科目を合格レベルまで上げるのに大事な要素になってくるため、医学部予備校はそれをする上で最適な予備校です。

また、医学部予備校は何といってもこれまでの数多くの合格実績を誇っています。

医学部予備校は大手予備校と異なり医学部のみを専門に扱っているため、医学部受験に特化した対策をとってくれるのがポイント。

数多くの合格者を全国の大学に輩出していることから、医学部再受験に関する内部情報をゲットすることも可能ですし、医学部再受験生が実際の面接試験で聞かれた内容などを聴取することも可能です。

医学部再受験生に寛容な大学についても情報はたくさん持っていることは間違いないので、自分に合った志望大学を選定してくれます。

まとめ

医学部受験ブームが年々過熱していっており、それは現役生・浪人生の医学部志向の増加にとどまらず社会人経験のある医学部再受験生でも同じです。

医学部合格自体難関ですが、医学部再受験では受験勉強から時間が空いてしまっているので、よりいばらの道です。

そして医学部再受験に寛容な大学か不寛容な大学かという話題が出るように、医学部で医学部再受験生というのはやや否定的な意見もあったことは事実。

幸いなことに2018年に東京医大の不適切入試が明らかになったことで、社会情勢的に一時的かもしれませんが医学部再受験生に対しての面接試験での年齢差別はないと考えてもいいでしょう。

しかし、この現状の緩さがいつまで続くかは不透明ですし、やはり医学部の体制上は若くてエネルギッシュな労働力を求めていることから、公募推薦や特別選抜では年齢制限が設ける大学も増えていくと予想されます。

入学試験での差別ではなく募集での制限なので、指摘することもできず、医学部再受験生にとってはより厳しい状況になります。

そのため、医学部再受験生は一刻も早く医学部を合格することを目標に、国公立・私立関わらず、様々な大学を受験しチャンスを多くするといいでしょう。

また、最短距離で合格したい場合は医学部再受験の合格実績が豊富な医学部専門予備校に頼ることが大切です。

医学部専門予備校では医学部再受験生の合格に向けた指導と面接試験対策・プランニングや、医学部再受験に関する数多くの情報があるので、一度体験授業や無料相談だけでも行ってみてはどうでしょうか?

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