昭和大学医学部

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昭和大学の医学部再受験寛容度について、最新の入試結果などを踏まえながら分析しています。

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滋賀医科大学

昭和大学医学部は、東京都品川区旗の台に位置します。

東京には、国公立の医学部設置大学が東京大学と東京医科歯科大学のたった二つしかありません。

しかし、私立の医学部設置大学に関しては慶應義塾大学を筆頭に、非常に多くの医学部設置大学がひしめいています。

そんな多数ある医学部設置大学の中でも、昭和大学は東京に存在する他の医学部設置大学に負けない魅力を持ち合わせており、合格のために東京都内のみならず全国から受験生が鎬を削ります。

そんな昭和大学について本記事では、特徴や医学部再受験生に対する寛容度、最新の受験情報等についてまとめていきます。

昭和大学医学部を志望する際受験生はぜひ参考にしてください。

昭和大学医学部医学科の概要

昭和大学医学部医学科の概要

昭和大学医学部の特徴・強み

昭和大学医学部の大きな特徴として、国際化教育と医学英語に非常に力を入れているということが挙げられます。

具体的には、富士吉田教育部の1 年次から6年生の卒業時までの長い期間にわたって、医学英語を重要視した教育を行います。

さらに、昭和大学では在学中の医学英語のみならず、卒業した後に医師としてのキャリアを海外でも積むことができるようにすることを目的としています。

実際に指導医と英語論文に関してディスカッションをしたり学生同士で英語の討論を行うことで、自然な英語を身につけることができます。

英語を身につけることで、海外での研究に参加したり、海外病院で奨励の経験を積んで日本に戻ってくることができると言ったメリットがあります。

また、最近は世界全体が国際化の流れとなっており、日本にも非常に数多くの外国人がやってきます。

もちろん病院もその例外ではなく、日本で診療をおこなっていながら英語で患者とコミュニケーションを取る場面が多数出てくることも容易に想像がつきます。

従って、昭和大学医学部は医学英語を学んで国際的に幅広く活躍したいという受験生に非常におすすめですが、それ以外の受験生も医学英語を学んで損はないでしょう。

カリキュラム

1年次

昭和大学1年次は、必修の基礎科目として医療サイエンスや、アカデミックスキルズ、生物統計や健康とスポーツの化学について学ぶことができます。

また、そのほかにも選択の教養科目として人文社会学系科目やドイツ語やフランス語をはじめとする外国語科目、医療心理学であったりを前後期各18科目から3科目ずつ学ぶことができ、医学以外にも様々な科目について自分の興味を掘り下げることができます。

さらに専門科目としてこれから学んでいく医学の基礎となるような人体骨格の基礎であったり、細胞の構造と昨日といった科目を学んでいきます。

また、昭和大学では一年生の時点から4学部連携教育が始まります。

これは、医学部のみならず歯学部や薬学部、保健医療学部とともに学部連携PBLをはじめとする授業を受けることで、将来的にコメディカルとしてともに働く人々とのコミュニケーションの練習になります。

2年次

昭和大学2年次では1年次とは打って変わって、医学に焦点を当てた授業がメインとなっていきます。

具体的には、人体の成り立ちと機能として生化学で合ったり、組織学、またヒトの発声といったことを学んでいきます。

これらのいわゆる基礎科目はこれから学んでいく臨床医学の基礎となるものであり、この部分の理解が将来的な臨床科目の理解度を大きく左右するといっても過言ではありませんから、しっかりと気を引き締めて学ぶ必要があります。

また、そのほかにも先ほど説明したように医学英語の授業があり、英語を学んで国際社会で活躍できる人材に育っていきます。

臨床実習IIでは看護実習を、臨床実習IIIでは他職種実習を行うということも非常に特徴的です。

3年次

昭和大学3年次では、基礎臨床統合教育I-IVということで、4年次と合わせて呼吸器系や循環器系、神経系や小児系といったように各臓器別に医学について学んでいきます。

この段階で、2年次で学んだ基礎医学が非常に役立ってきますので、努力がしっかりと報われます。

また、臨床実習IVとして全診療科実習があります。

早期に実習があることで、医学生としてどのようにあるべきなのかという自覚が生まれ、将来的に医師として働くにあたって十分な人格形成がなされます。

4年次

昭和大学4年次は前述の通り、3年次から引き続いて臓器別に科目を学びます。

また、4年次ではOSCE、そしてCBTといった非常に大きな試験があります。

これは、受験時期こそそれぞれ異なりますが、全国の医学生が絶対に受験する必要のある試験であり、内容としては基礎医学も含めてこれまでの集大成といったものになります。

4年次になると、CBTやOSCEに向けて精神的にも身体的にも非常に過酷な期間になります。

この困難を乗り越え、CBTとOSCEどちらにも合格することで、スチューデントドクターの資格を得ることができるのです。

5年次

昭和大学5年次では臨床実習Vとして選択的クリニカルクラークシップが始まります。

臨床実習では、実際にこれまで学んできた座学の知識を活かして、自分の担当する患者さんの病態について学んだり、どのような場合にどのような治療を選択するのかということを学びます。

医療現場というものは、常にガイドラインに完全に沿ったことが行われるのではなく、実際の医療資源などを考慮した上で臨機応変な治療が行われます。

この点は、座学では絶対に学ぶことができませんので、しっかりと自分の糧にしましょう。

6年次

昭和大学6年次では、Post-CC OSCEそして卒業試験をクリアすると、とうとう最後の関門として医師国家試験が待っています。

医師国家試験は合格率が例年90%程度となっていますが、全国の優秀な医学生と競うことになりますので、熾烈な争いとなります。

国試に合格すると、いよいよ医師として働くことができます。

基本情報

キャンパス ■富士吉田キャンパス(1年次)、旗の台キャンパス(2年次~6年次)
住所 〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
医学科公式HP https://www.showa-u.ac.jp/education/med/

昭和大学医学部再受験生の年齢寛容度を紹介

昭和大学医学部再受験生の年齢寛容度を紹介

結論から言いますと、昭和大学医学部は医学部再受験生にはあまりおすすめできない大学となっています。

なぜ、昭和大学医学部が医学部再受験生に非常にあまりおすすめできない大学なのかという理由に関して下記で詳しく解説していきます。

まずは毎年の昭和大学の医学部入学試験の年齢別合格者の内訳をご覧ください。データに関しては、文部科学省発表のものを用いていますが、少し古いデータとなっている点に注意してください。

下のすべての数字は、各年齢の合格者数を表しており、単位は人となっています。

年度 性別 18歳 19歳 20歳 21歳 22歳
以上
平成30年度 男性 109 88 22 10 1
女性 58 42 5 0 0
平成29年度 男性 87 95 30 7 0
女性 55 40 4 0 0

年齢ごとに18歳は現役生、19〜21歳は浪人生、22歳以上の受験生の多くは再受験生であるということを念頭において、上の年齢別の昭和大学医学部の合格率データを見ていきましょう。

全体的な印象として昭和大学医学部では22歳以上の年齢の合格者すなわち医学部再受験合格者がこの2年間でたったの一人しかいないことがわかります。

最新の情報に関しては見つけることができませんでしたが、過去10年以内のデータでこのような状況ですので、やはり昭和大学医学部は医学部際受験生にはおすすめできないと言えるでしょう。

医学部再受験生が合格に必要な勉強・対策方法

医学部再受験生が合格に必要な勉強・対策方法

それでも昭和大学医学部を受験するという受験生に向けて、昭和大学合格にはどのような勉強をするべきなのか各科目で簡潔に紹介していきます。

なお、昭和大学では国語と数学が選択可能ですが、点数の安定しやすい数学を今回は解説していきます。

英語

昭和大学の英語に関して、問題数や制限時間が問題となることは少ないでしょう。

全体的に平易な出題となっていますから、凡ミスをしないように常に見直し、自分の答えを客観的にみることができるような癖をつけておくと良いでしょう。

ただし、単語に関して難易度の高い単語が用いられていることがあり、これに関しては個別に対策勉強が必要です。

「鉄壁」等の非常に情報量の多い単語帳や、「リンガメタリカ」のように話題別に単語を学ぶことのできる単語帳を利用しましょう。

数学

昭和大学の数学は、難易度がやや高めな問題が中心に出題されます。

しかし、トリッキーな問題が出題されることは少ないですから、必要なのは教科書レベルの知識を完全に定着させることです。

従って、教科書を読み込んだ上で、チャート式問題集や大学への数学などの網羅的かつレベルがやや高めの問題集を用いて演習を積む勉強をすると良いでしょう。

理科

昭和大学入試の標準レベルの問題が多い英語と数学とは打って変わって、理科は難易度の高い問題が散見されます。

しかし、その難易度の高い問題に引っ掛かってしまうと時間が足りなくなってしまい、本来解ける問題も触らずに終わってしまうことになります。

従って、昭和大学の理科で重要なことは昭和大学の過去問を中心にさまざまな問題を解いて、捨て問なのか解くべき問題なのかを瞬時に判断する能力をつけることが重要です。

また、捨て問以外の取るべき問題を落としてしまうと一気に差が開いてしまうので、平易な問題を取ることも意識しましょう。

最新の入試結果のデータを分析

最新の入試結果のデータを分析

受験関連重要情報

昭和大学一般選抜入試の結果を見る前に、まずは昭和大学医学部医学科の前期試験入試の受験科目関連情報を見ていきましょう。

なお、昭和大学ホームページの令和5年度・2023年度の募集要項を参考にしております。

昭和大学の一般選抜入試は一般選抜入試Iと一般選抜入試IIに分かれており、I期の試験日がII期の試験日よりも一ヶ月早くなっています。

また、定員に関してもI期の方がII期よりも多くなっておりますので、今回は一般選抜入試Iに焦点を当ててみていきます。

※なお、昭和大学入試形式は変更する可能性もあるので、日程や方法、推薦の有無など入試最新の情報は逐一大学の発表するサイトにアクセスして確認してください。

参考元:https://adm.showa-u.ac.jp/albums/abm.php?d=2405&f=abm00037468.pdf&n=0.令和5年度入学試験要項(全ページ一括)_web0802.pdf

一次試験:学力試験

【数学】
数学I、数学II、数学III、数学A、数学B
100
【国語】
国語総合(現代文のみ)
100
【理科】
物理(物理基礎・物理)、化学(化学基礎・化学)、生物(生物基礎・生物)
200
【外国語】
コミュニケーション英語I、コミュニケーション英語II、コミュニケーション英語III、英語表現I、英語表現II
100
※数学または国語の2教科から1教科選択
※理科:以下の3科目から2科目選択

二次試験

小論文 30
面接 70

昭和大学は私立大学であるため、国立大学の入試とは異なり共通テストが課されていないということに注意しましょう。

共通テストの勉強をする必要がないというのは受験生にとって大きなメリットですが、それは昭和大学医学部を受験する全ての受験生に共通することですので、気を抜かずに共通テストがない分より一層力を入れて個別学力試験の勉強を進める必要があります。

2023年度入試結果

それでは本記事の最後に、昭和大学医学部医学科の最新の入試結果についてみていきましょう。

参考元として、昭和大学医学部が公表しているホームページの入学者選抜状況の情報を用いています。

募集人員 一次試験
志願者数
一次試験
受験者数
合格者数
(男性)
合格者数
(女性)
志願倍率
一般入試 83 2674 2403人 135人 99人 11.4倍

以上が2023年度の昭和大学医学部医学科の入試結果となります。

2023年度合格者総数234人のうち、約42%の半分弱に相当する99人が女性の合格者となっています。

一般的に、国公立の医学部設置大学では女性の合格者が男性に比して少ない傾向にありますが、昭和大学では女性の割合も高くなっています。

また、2023年度昭和大学の志願倍率が11.4倍と非常に高いと感じる方もいるかもしれませんが、元より私立の医学部設置大学は全国的に高倍率となっていますから、覚悟が必要です。

記事のまとめ

いかがでしたでしょうか。

前述の通り、昭和大学医学部は医学部再受験生にお勧めはできないと言えます。

ただし、全く合格者がいないということではありませんので、どうしても昭和大学の志望校に変えられないという場合は受験してみる価値はあるでしょう。

昭和大学に限らず、医学部入試は非常に難易度が高いです。

自分の成績に問題があると考えている受験生は、教え方の効率的な医学部予備校で体験入学をしてみて入塾して、自分の苦手分野をよく勉強すると合格率が上がる場合が多いですから、一つの選択肢として考えてみると良いでしょう。

本記事が参考になることを願っております。

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